アンモの トヨ
太福さん、こんばんは!
携帯電話のない時代、ある晴れた午後。
ちょっと遠くの本屋さんに行こうとバスに乗り、下車してぷらぷら歩いていたところ、
いつも仲良くしている友達3人が、向こうからやって来るではありませんか。
「わーっ、偶然だね!これからどこに行くのー?」と、嬉しくて声をかけました。
すると皆、恐ろしい顔つきになって、
「なーにが偶然だい!今日、ランチするって約束してたじゃん!アンタを待ってたんだよ!」とプンプン。
忘れてたんです。
その後、平謝りに謝って、ランチに連れて行ってもらいました。
路上の出会いが待ち合わせになってしまった、あの日。
おしまい。
太福さん、どうもこんばんは!
引越しの思い出、それは夜逃げのお手伝いする人を、お手伝いしたことです。
夜逃げ本人は女性、お手伝いは男性。
その男性は夜逃げ費用を出してあげていて、その女性のことが好きだったわけです。
私はその女性とは初対面でしたが、お手伝いをがんばり、無事、夜逃げが完了しました。
しかし数日後、その男性が夜逃げ先の新居を訪問したところ、お部屋がからっぽだったそうで。
要するに、また夜逃げなさったわけです。
うーん、これって引越しマニアだったってことかなー。
太福さん、こんばんは!
我が家のトイレには、昭文社の「世界全図」「日本全図」を貼っています。
日本のほうは、縦が1メートルくらいで、けっこう大きいものなのですが、
ふだんはボーッと眺めているだけで、さっぱり地理が頭に入っていません。
ニュースなどで、どこかの地方の話題が出るたび、トイレに駆け込み、
確認をしなければならないのでした。
でも、なかなかいいですよ、トイレに大きい地図って。
太福さん、こんばんは!
卒業の数あるうち、40年前の自動車学校を卒業したときの感激は、いまも忘れられません。
座学はともかく、運転実習のダメさ加減が半端なかった私は、教官から「もう〜、どうしてそんなハンドルさばきなの〜」とか、「もう〜、なんでさっさと停止できないの〜」しまいには「今日もおれは牛だー!モウモウー!」とまで言われる始末。
でも、どうにかこうにか卒業でき、実家の壁に車を激突させたりもしましたが、ケガひとつしていません。
めでたし、めでたし。
太福さん、こんばんは!
寒い冬を乗り越えるために、天然の腹巻、別名お腹の脂肪をせっせと蓄えておりましたが、立春を迎えるにあたり、これを脱ぐ準備に取りかかることを宣言いたします!
といって、何をするかと申しますと、それはラジオ体操です。
ラジオ体操って、第一第二それぞれ3分なんですよ。
これならできる、はず。
思いついてから、まだ一度もやってませんが、はっはー。
太福さん、こんばんは!
ついつい移動時間には、スマホを手に取ってしまいがちですが、楽しくないニュースが目に付くことが多いこの頃ですので、カバンから出さないことにしています。
そのかわりに、ぼんやりと目を泳がせて、過去に経験した気分の良くなる事柄を、細かく細かく思い出します。
人生の最高潮、小学2年生の時に描いた、虫歯予防ポスターが全国2位になったことなどなど。
早かったなー、最高潮が。
でも、とてもお手軽な暇つぶしになりますよ。
こんばんは!
ご存知でしたか太福さん!北海道で発見された新属新種のアンモナイト化石が、1月1日に正式発表されたことを!
これがまたすごいんだ、なんたって形がゼムクリップにそっくり。
ゼムクリップのアンモちゃんは、海底で突っ立っていたとか。何を待っていたのかなあ。
これを見に、北海道の中川町(なかがわちょう)にあるミュージアムに行くのが、もっか今年最大の楽しみなんです。
太福さん、こんばんは!
今年の3月は脚の手術で入院していました。
その際に、病棟の看護アシスタントさんという職業の方と出会い、それはそれは親切にしていただき、お世話になりました。
なにせ新型コロナのために面会が禁止だったので、少しの用事や買い物など、そのアシスタントさんにお願いするしかないのです。
きっと今も、大変な状況の中でお仕事されていることでしょう。ぜひエールを送りたいと思います。
太福さんが以前に、紀州のドンファンさんが亡くなられてすぐ、立志伝を浪曲になさったことがありましたね、あれは切なくて泣きました。
ということは、人物伝など、依頼されて浪曲化することも、おありでしょうか。
ドンファンさんからは依頼されてなかったと思うんですけど、ははは。
太福さん、こんばんは!
ずいぶん寒くなってきましたね。
そこで、私が贈りたいものは「背負い真綿(せおいまわた)」です。
真綿って、蚕(かいこ)のまゆから作られる、ホワホワの絹のワタなんですが、このワタを薄く平らに伸ばして、肌着の背中にあてるんです。
驚くほど温かいですよ。それに、軽い軽い。
古くからあるものを生活に取り入れるのが好き、という方に、ぜひプレゼントしたいです。
太福さん、こんばんは!
新記録を樹立したのは「鏡を見ない期間」です。
新型コロナで、ひたすら引きこもり、お化粧も全くせずにいたので、ロクに鏡を見ないでいる期間の長かったこと。
ハッと気づくと、眉毛はつながる、ナマズひげも生えるという、おそろしい有様になっていましたとさ。
おしまい。
つい最近、福岡県の嘉穂劇場についてのニュースを聞き、ホームページを見てみたのですが、その中に「劇場資料」として、昔の浪曲公演のポスターがいくつか載っていました。
そこでびっくりしたのが、浪曲師につけられたキャッチコピーです。
「美音人気王」
「浪界の御大」
なんでしょう、このすごい感じは。
シビれますね!
太福さんが知ってらっしゃる、浪曲師のすごいキャッチコピーがあれば、どうぞおしえてください。
太福さん、こんばんは!
実は先日から、大掃除の前の小掃除を開始しました。
しかし、今年こそはちゃんとやると意気込んだものの、上から下へ、右から左へモノを動かしただけで終わってしまうという、ていたらく。
はい、わかりました!まず、不要なものを、より分けしなければならぬのです。
あーあ、どうしてこんなに買っちゃんたんだろう、ふうーっ。
太福さんが寄席にご出演されるようになって、もう2年以上経ちますでしょうか。
寄席では持ち時間が伸縮することがあると思うのですが、それでもピッタリときめられる秘密をおしえてくださいまし。
それと、今までの最短持ち時間はどれくらいでしょう、あわせてお願いします。
太福さん、こんばんは!
私の行きつけは、東京豊洲にある、豊洲ぐるりパークという公園です。
素敵なカップルやご家族が、オシャレなバーベキューをなさっているのを横目に、私がここで何をしているのかというと、それはもっぱら水辺の観察です。
水の澄んでいる時、小さなお魚さんが群れをなして泳いでいるのが見えます。
しかし、それどころではない生き物が。
石と岩のところに、フナムシがウジャウジャ。
げーっ、気持ちわりーっ!
なのに、目が離せないのです、凝視してしまうのです。
自分でもどうかしているとは思うのですが、明日も行ってみようかな〜〜。
太福さん、こんばんは!
好きな動物をズバリ言うと、引いてしまわれるかたが多数と思われるそれは、アオダイショウです。
北海道の実家の庭に、ゆっくりと動く青い姿を見た時、あまりに美しくて頭がボーッとしてしまいました。
私が幼かったら、後をついていって、行方不明になったかもしれません。
その後わかったのですが、北海道のアオダイショウはエゾブルーと呼ばれるほど、青みの強い個体が多いのだそうです。
でも、会えたのはそれっきり、今でも思い返すとウットリします。
太福さん、こんばんは。
このテーマのお答えは、うなだれて、小さい声で、そっと言います。
「お片付け」
コロナでおうちにいる時間がいっぱいあったのに、ひとっっっつも片付けをしないで今に至っているのは何故。
毎日少しずつやればいい、なんていうアドバイスをよく聞きますが、そんなことできるくらいならとっくに片付けているんですっ!
はい、逆ギレです。
すんません。
明日から始めまーす。
ほんとかな。
最近起こった出来事や感じられたことを唸る、太福さんの身辺雑記的浪曲が大好きなのですが、このような浪曲をされている方が、もしかして古くからいらっしゃったのでしょうか?
ちなみに私は勝手に「実感浪曲」と名付けていますぅぅ。
太福さん、こんばんは!
先日、文房具売り場で見つけた、万年筆なんだけど筆ペンみたく書ける筆記具を、買おうかどうか、ちょっと悩み中です。
試し書きすると、これが謎の書き心地。
ペン先に妙な柔らかさがあり、立てると細く、寝かせるとやたら太く書けます。
今までにない、その書き心地に混乱し、さんざん試し書きして悩みに悩んで、買わずに帰ってきてしまいました。
そのペンの名前、ふでDEまんねん、ですよ。超一流万年筆メーカーのものなのに、このネーミングがたまらない。
というわけで、もう少し悩んでみまーす。
いまさらなのですが、古典と新作について、浪曲のばあい、だいたいどういうふうに分けられているのか、お教えくださいませ。
というのも、唄入り観音経や佐渡情話は、古い話のように聴こえるけれど、もしかしたら新作なのかなーと、じわじわ疑問が湧いてきたのです。
どうぞよろしくよろしく。