舩木篤也 田中美登里
ラジオ、新聞、雑誌などでクラシック音楽の批評家として大活躍する舩木篤也さんの初めての単著
『三月一一日のシューベルト 音楽批評の試み』(音楽之友社)が出版された。
「音楽」と「音楽とは異なる世界」の視点を交差させ、常識や定説に抗う挑発的な論考が展開される意欲作。
後篇の22日は、意外にも1975年にリリースされ大ヒットした「木綿のハンカチーフ」を
オリジナルの太田裕美と、カヴァーした橋本愛の歌唱で聞き比べる。「演奏とはなにか」という問いへの回答とともに。
そして、舩木さんが熱愛すす女優、若尾文子の声をめぐる妄想も。