ゲスト:倉井 高志(元ウクライナ大使)、廣瀬 陽子(慶應義塾大学総合政策学部教授) 「私なら24時間で停戦させる」。大統領選挙中、ウクライナ戦争に関して、こう豪語していた米国のトランプ氏。だが、「30日間の停戦案」は、ロシアのプーチン大統領にあっけなく拒否され、今週、サウジアラビアで行われたウクライナ側、ロシア側双方との協議も、停戦に向け大きな進展は見られなかった。トランプ氏のディール外交が、その限界を露呈しつつある中、激しい戦闘は続き、民間人を含む死者の数は増え続けている。ロシアの脅威が高まり、トランプ氏が米国第一主義を打ち出す中、EUは自主防衛力を強化しようと「欧州再軍備計画」の推進を決定。また、マクロン仏大統領が、欧州防衛のためフランスの核の傘を広げると発言するなど、ウクライナ情勢は、世界の安全保障環境、核の秩序を根底から揺るがしている。果たして、日本が進むべき道とは? スタジオには、倉井高志元ウクライナ大使、慶應義塾大学の廣瀬陽子教授を招き、混とんとする国際情勢を徹底解説する。