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ごうちゃんの「照らすこころ」vol.06

ごうちゃんの「照らすこころ」vol.06

ごうちゃんの「照らすこころ」

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15:49
毎月第2火曜日ごうちゃんの「照らすこころ」

仏具店として、人そして、心を大切に接客を続ける
ごうちゃんの考え方や、人生を楽しく生きるための「きづき」や「きっかけ」を
お話いただきます。

照泰仏堂
HP:https://www.shoutaibutsudou.com/
岡山の仏壇店「照泰仏堂」(昭和53年設立)は、お客様の仏事の【とーたるさぽーと】を行う仏壇屋です。
お仏壇は唐木仏壇・金仏壇・モダン仏壇、合わせて随時100本以上展示。
お仏壇の移動・掃除・処分も承ります。
お仏具、位牌と文字彫サービス、線香・ローソク・神棚・神具、寺院用具、粗供養、満中陰志、各種返礼品、
オンラインショップ、雑貨など、幅広い品揃えとサービスでお客様の毎日に寄り添います。

先月開催した創業記念のイベント、いかがでしたか?
https://www.instagram.com/p/DJeCfsWSP9h/

おかげさまで大盛況。
マルシェの方がですね、例年以上に人が増えておりまして。
主催してくださる方々がいらっしゃるんですけども、
その人たちの力も大きな力で、いろんな方が集まっていただいて。
1日目ちょっと雨だったんですけど、たくさんの方が来られて、
もうびっくりしました。

それは嬉しいですね!

もうありがたいです。

照泰仏堂が取り組む仏具再生アート事業が
苔アートとのコラボで大阪関西万博へ作品出展されたそうですね!
https://www.instagram.com/p/DJ8aeU5O91h/

はい、ありがとうございます。
それもですね、7年8年前にですね、
うちのスタッフでオランダ人がいたんですけど、
廃棄する仏壇見て「もったいない」ところからが始まりで。

その仏具がアートになってることと
苔とのコラボで、万博の方に出展をさせていただいた
みたいですっていうか。

僕がね、ちょっとあの、結果だけはいただいてるんですけども、
そこ運営スタッフのチームがいるので、そこが頑張って今動いてくれてるので。

兵庫県なんですけども、兵庫県県立美術館の方で、
あの、これも「tsunamusu」
https://www.tsunamusu.com/

もう一生懸命頑張ってですね、取り組んでくれて、
これもあの、苔テラリウムの方々と一緒にですね、
コラボして、出させていただいたという形になってます。

仏具って美しいものが多いですし、
手が掛かってるものがすごく多いので、
捨てるのはもったいないし忍びないし、
胸が痛むんですよね。
そういったものがアートになるっていうのは嬉しいですね。

そうですね。最初はね、僕も抵抗感すごいあったんですよ。
だって、仏様を祀ってるものに対して、
こんなことをしていいんだろうか?って。
でも、これを例えば、仏壇開いて「これワインセラーにできるね」とかって言ったりとか、
そういった感覚で僕も「ええ!」いう感じでいたんで。

すごい、新しすぎる。
そう、もう全然そんな発想はね、もう僕の中にはないんですけども。
それを、聞いてて、「あ、そういう発想なんだ」。
「あ、こうしたらいいんじゃないかな」っていうのが生まれて、
お寺さんとかに相談したんですね、住職さんに。

そしたら「やってみたら?」って言われたから、そこでこう吹っ切れて。
そうなんだって思ってスタートって形になったので。

今はそれやってて、元々こう古くなって廃棄される仏具とか仏壇が
こんな風に変わるんだってことにびっくりしてて、感動してます。

アーティストもたくさんいて、
そのアーティストによって作られてくるもの、生まれ変わってくるものが違いますからね。

全然違う。
1つのもの、例えば高坏っていうんですけども、
※高坏 仏壇にお供えするお菓子や果物などを載せるための仏具

それ1つでも
表現の仕方が全然違います。

うちにその14組のアーティストの方々に、
所属というかしていただいてまして、
その方たちが全部その1つずつが違うんですよね。
もうそれだけでもびっくりです。

どんどんこれから全国に広がっていくといいですね。

あの、全国じゃなくて世界に。
世界初なので。
世界に広がっていってほしいですね。

さあ、ごうちゃん、今月のテーマは何ですか?
今月はですね、「ご香典をいただいてください。」

これはですね、今日はちょっともう僕もね、職業柄というか、
まあ、仕事の話として、
生活(いきかつ)を皆さんに知っていただきたいなと思って
活動してるんですけども。

香典って、葬儀を、
自分の自宅からあげられた方は多分わかると思うんですけども、
あげられたこともない方も是非知っていただきたいなと思うんですけど。

今、ご香典いただく側ですね、辞退される方が多いんですね。

それわかります。
なんででしょう?

私個人は、
香典めんどくさいなって、色々あるじゃないですか?
その後お返しもしなきゃいけないし、そもそも最初から受け取らなきゃいけないしみたいな。
めんどくさいなって思う。

いや、でも、みんなそうなんです。
実質的にはこの香典の返礼返しが
やっぱりめんどくさいから、もう受け取らないっていうのが
本来なんですけども。

私だけかと思ってた!

いや、もうこれがもう実質的にも圧倒的な理由です。

これはでもね、なぜいただいてあげた方がいいかっていうのは、
1つの理由としては、いただくことによって、
この香典っていうのは
葬儀代の足しにしてねっていう意味なんですね。

で、本来お返しはいらないんですけども、
まあ、そういうわけにいかないからって言って、
岡山の文化で言うと
後返しって言って、四十九日が終わった後に
お返しをするっていう。
その金額もよく半返しって言うんですけど、
1/3から半返しでいいんですけども、
そのお返しを選ぶことがめんどくさいんです、皆さん。

これはね、仕方ないです。
これはもうみんなそうなので。

でも、これもなぜした方がいいか。

もらう側はそうなんですけど、
送る側の人の気持ちになった時は
何かをしてあげたいと思うんですよ。

で、香典を断ると
その生前お世話になったから。
形としてそれを何かにしてあげたいんだけど、
今度はお線香ってなるんですよ。

でも、お線香そんなにいらないんです。
売っててあれなんですけど。
いらないんですよ。

で、お花って言っても、そこまでね、もう大変ですし。

お菓子・お饅頭っても、
これもまた
食べきれなかったりとか、まあ、皆さん配ったりとかするんですけども、
大変なんですよね。

で、それもでも何かをしてあげたいっていう気持ちを
やっぱ汲んであげられることが香典をいただくってことなんですよ。

そうすると、やっぱお金になったら
やっぱ受け取りやすいですし、渡しやすんです。
で、気持ちも渡したことにもなる。
それを受け取ることによって、供養の1つにもなるので、
香典をいただく。

じゃあ自分が
葬儀に行きますっていう側になった時は、
これまでの感謝の気持ちを込めて、ご香典は渡したいなって
思いますよね。

その気持ちを汲んであげるってことがやっぱり供養になると思うんです。

めんどくさいがどうしても先立つんですけども、
だけど、それをまた今度、四十九日かけて、ご葬儀を終えて
香典をいただいた方のリストを整理するんですね。
その整理をする時にですね、
本来、まあ、お返しのものっていうのは
仏事に関することってのは消耗品をお返しするんですね。

結婚式とか祝いは残るものなんで、
まあ、よくあるのが例えば洗剤とかタオルとか、
食べるものだったりとかするんですけども、
これを、四十九日の間にですね、
ご香典いただいた方のリストを整理しながら、
この方の家庭はどういう家庭、例えば子供が多いから、
子供が小さいからお弁当が多いんじゃないかな。
そしたら、海苔が助かるんじゃないかなとか。

タオルがたくさんあったら助かるんじゃないかな。

例えばあそこの方の洗濯の洗剤はこれ使ってるから、これ送ってあげた方が喜ぶかな。
これ考えることが1つ供養になるんですよね。

それを選んで、整理している時っていうのは、そこに集中するので、
悲しい気持ちとかを少し横の位置というか置いて、
そこに没頭することによって、
作業というか、悲しみをちょっと和らげることにもつながってはくるので、

めんどくさい作業なんですけども、
そういう作業を作ってくれてるんですね、
お返しっていうのは。

そこまで結構意味が深くてですね。

で、相手の気持ちを汲んであげて、
いただいた金額に対してお返しを考えることで
相手に感謝の気持ちが生まれ、で、自分の悲しい気持ちとかを少しちょっと和らげる作業としてそういうような行動を起こす。
っていう風になってるんですね。

やっぱり意味があってすごく1つ1つ大切なことなんですね。

今あの葬儀費用ですね、
1軒あたりかかる費用ってどれくらいか知ってます?

10年前だったらどれぐらいか知ってますか?
10年前で大体200万ぐらいかかるんですよ、1回。

これ、あの、お寺さんの費用とか他の費用は、
例えば仏壇買うとかお墓をするっていうので別ですよ。
葬儀を上げるだけで200万かかってたんです。

それが今現在で大体120万って言われてるんですね。
家族葬になってるので。
単価はこうだいぶ下がってるんですけど。
これでもね、高いんです。

僕らもこう葬儀をさしていただいてるので、
確かにね、やってる内容は大変です。

いろんなこと、目に見えないところの作業も大変なんです。
だけど、それででも、ま、いろいろ正直な話、
いろんな目で、僕ら相談をよく受けるので、
もう終わった後に
「なんでこんなにかかるんだろう」とかっていう声はね、圧倒的に多いんです。

皆そういう方も悲しい上にそういうことを考えないといけないっていうのが本来間違ってるんですけど。
実質、例えば30年、40年前の方はそういう葬儀がもし事あったらこんだけかかるよっていうのはわかってるから、
お金を貯めてきた時代ですし、高度経済成長期で色々こう
ね、日本もこう活発してるときだったから、色々できたんですけども、
ま、今の時代ね、そこまでっていう意識はなかなか持てないので、
大変だっていう方が圧倒的に多いんですね。

5、60万でもできる時代は時代ですし、
安くしようと思ったらできる時代ですけども、
そこに気持ちのバランスもあの、入ってくるので、
その辺のことってなかなかね、葬儀者さんの方がアドバイスできないと難しいんですけども。

ですけど、まあ、それだけ120万から相場としてかかりますよって言われてるんですね。

で、その中でやっぱり香典いただくと、
そこにに対してのプラスアルファができるから、
ちょっと楽にはなるんですね。

僕も実質母親を送った時はいただいてからすごく助かりました。
そういういた部分っていうのはね。

いただいた方が全てにおいて繋がるから、
ご香典っていうのはいただいてくださいというのがあるんですね。

あとはその、
葬儀が終わった後に買い物に来られる方も多いんですね。

で、何かしてあげたいってよくやっぱり言われるから、
僕も売りながら
「お線香はね、もういらないですよね」って言いながら、
僕ら売りたいんです、売りたいんですけど、
いらないですよねって言うしかないですし。
今プリザーブドフラワーとかありますけど、そんなにたくさんいただいてもね。

でも「何かしてあげたいんです、何かしてあげたいんです」っていうのはやっぱり多いので。

他にっていう形もいらっしゃるので、
気持ちを形で表せるって言ったらもうお金かまあ物しかないのでね。

だから受け取って、そして心の整理をしながら
お返しをするという。

生活(いきかつ)セレクトアドバイザーっていうか、
皆さんに、今のこと香典のことだったりとかですね、
仏事に関することも含めてですね、
今の置かれてる状況だったりとか、
いろんな悩みとか、そういうのを1つ自分のなかで
プラスに持っていけるきっかけを、
僕が知ってる限りできる限りのことを、
情報を伝えていきたいなと思ってって名前をつけました。

よろしければ HP:https://www.shoutaibutsudou.com/
岡山の仏壇店「照泰仏堂」ホームページからブログをご覧ください。

やっぱりごうちゃんに話を聞いてもらいたいなって思ったら、
ごうちゃんのもとに行っても大丈夫ということですね。

ただ、ごうちゃんも忙しくて外に出てることもありますので、
照泰仏堂に行かれる際は、お店にご連絡ください。

アーカイブとして過去の放送だけではなく、
放送に乗らなかった番外編もあります。
こちらもなかなか興味深いので聞いていただけたら嬉しいです。

このコーナー今年1月からスタートして、
今日で6回目です。いかがですか?

ありがたいことにですね、
本当に応援してくださる方が多いんだなっていうのを
改めて感じさせてもらいました。

多くの方が
「毎月聞いてます」とか、「楽しみにしてます」って
こういう言葉って、ね、こういうラジオに出さしていただいてなかったらいただけなかったことなので、
本当にありがたいなと思って。

なんかこう親近感というかですね、
あの、対面で言われるとすごく嬉しくて。

ごっちゃん、ありがとうございました。

次回は7月8日火曜日の放送です。
お楽しみに。