2025年6月6日OA「再生への第一歩となるか? 迫るフジ株主総会」
報道ライブ インサイドOUT
ゲスト:永沢 徹 (永沢総合法律事務所代表) 、大鹿 靖明(朝日新聞 編集委員) 去年末、週刊誌が報じた中居正広氏の女性トラブル。フジテレビは会見を開くも、波紋は広がり、CM差し止め企業が続出する事態を引き起こした。影響は親会社のフジ・メディア・ホールディングスにも及び、経営陣の引責辞任へと発展した。以前からフジのガバナンス問題を指摘していた大株主である投資ファンド"ダルトン・インベストメンツ"が、一連の問題を受け動く。ダルトンは「ガバナンスの変革」を訴え、フジ黄金期を築いた日枝体制の一掃を要求。さらに、株主総会に向けて、社外取締役候補として、かつてライブドア事件でフジのホワイトナイトを演じたSBI会長の北尾吉孝氏を提案してきた。一方フジ側も、上場以来初となる赤字計上など事態が深刻化する中、企業理念の「楽しくなければテレビじゃない」からの脱却を宣言し、日枝氏の退任をはじめする大幅な人事刷新、機構改革に着手し、再生・改革を目指す姿勢を示している。「経営陣」対「大株主」。今月の株主総会に向けて、経営権を懸けた"委任状争奪戦"となるのか? ゲストに、弁護士の永沢徹氏と朝日新聞記者の大鹿靖明氏を迎え、フジテレビ問題の行方と展望を聞く。