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第3回放送(ゲスト・斉藤達也さん)

JICA海外協力隊員として、20151月から20171月まで
インドネシア 南スラウェシ州の都市・マカッサルで美容師の技術指導をされていた
斉藤達也さんをお迎えしました。

小さい頃に、これからJICA海外協力隊員として参加する方とお話しする機会が何度かあり、
「自分も世界のために何かできないかな」と考えるようになったそうです。
大人になり、美容師になってからも「世界ってどうなってるんだろう?」
「もっと違う文化を見てみたい」という思いが変わらなかったので、JICA海外協力隊員に応募した斉藤さん。

派遣前の訓練所などで文化について勉強する機会があり、インドネシアの文化を調べていくうちに、
男性の私がイスラム教の方たちの髪を指導することが本当にできるのか、という心配はあった。

現地の職業訓練校では、カットやシャンプー、メイクやヘアセットの技術を指導。
派遣された場所は、ジルバブという髪の毛や耳を含む頭を覆うスカーフを付けていない方もいて、
男性の私が先生という形で入ると、むしろ髪を切ってほしくて、自分から外してくれる方もいた。
文化の違いはあっても、コミュニケーションの中で生まれる信頼関係があってこそという事に気づいた。

「言葉が通じなくても美容は伝わる」というインドネシアでの活動で知り得たことを生かし、
現在、都内で無言接客サービスをする、しゃべらない美容室を経営中。
JICA海外協力隊の活動がなければ、帰国してから経営、という思い切った行動はとれなかった。

「参加に悩んでいる方は、募集説明会などに参加してみるのが良いと思う。まずは行動!」と語って下さいました。

★音声コンテンツ内の説明会等の情報は、2022年度秋募集時のものとなります。

 最新の情報はJICA海外協力隊のウェブサイトをご確認ください。

 https://www.jica.go.jp/volunteer/index.html