ゲスト:野崎 孝男(台湾行政院政務顧問 / 台湾在住実業家)、野嶋 剛(ジャーナリスト / 大東文化大学教授) 台湾の頼清徳政権が発足して4カ月。このほど注目の人事があった。台湾の国会に当たる行政院の政務顧問に初めて日本人を任命した。台南市在住の実業家野崎孝男氏。野崎氏はなぜ選ばれたのか?野崎氏の目指す日台関係とは?台湾は、米中対立の激化が収まらない中、日本との関係を特に重視してきた。経済では半導体の世界最大手TSMCの熊本進出などで結びつきを強めている。さらに安全保障では中国との関係から日本に対する期待感は強い。中国習近平政権は、台湾への軍事的圧力を強め「台湾攻撃を想定した」とみられる空母打撃群や無人機を動員した演習を公開。「台湾統一」に向け武力行使の選択肢を排除していないことをアピールしている。対する民進党政権の頼清徳総統は中国への警戒を訴えつつ、国際協調を重視する。 ゲストは、日本人として初めて任命された台湾行政院政務顧問の野崎孝男氏と、長年にわたり中国や台湾などの取材を続けるジャーナリストの野嶋剛氏。台湾情勢の行方と日本と台湾の未来について、徹底分析する。