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今年5月、祖父母が住む広島に移住し、農業を始めた秋山和大さんは丸亀市出身。
子供の頃は広島出身の父と一緒によく島を訪れ、夏は海、冬は山で遊んでいたそう。
高校卒業後、沖縄、大阪で飲食や映像制作の仕事をしつつ、いつか大好きな自然の近くで暮らしたいと思っていた中、「食の大切さ」に気付き、自分で作ろうと決心。広島でエゴマ、香川本鷹、金ごまの他、様々な野菜や果実を栽培している祖父から学びたいと広島に移住しました。
移住してから本格的に農業を始めた秋山さん。今年はエゴマを学び、来年は香川本鷹と金ごまを学んでいく計画です。
5月頃に種まきし、収穫するのは10月中旬。
シソ科の一年草である「エゴマ」。背丈は大きいものだと2m近くになるそうです。
このラッパのような形の実の中に種が入っています。
収穫後、しばらく天日干しをして乾燥させ、木の棒で叩きながら実をどんどん落としていきます。
一度では種は取り切れないため、何日か叩いて種を取る日が続きます。
岡 「すんごい数じゃないですか?イヤにならない?」
秋山さん 「なりますね(笑)だから、他の作業と並行しながらやっています。やることはいっぱいあるので」
「自分の機嫌は自分でとる」常にポジティブでいることを心がけている秋山さん。この考え方は沖縄で出会った人や文化の影響が大きいそう。
収穫されたエゴマの種は、まんのう町の搾油場に持って行き低温圧縮で絞っています。
酸化が早いため少量の80ml瓶で販売。毎年200本ほどの限定本数で大変、希少なものです。
鮮度が良く高品質のため、そのまま飲んでも美味しく、秋山さん家は毎日スプーン一杯食べているそうです。
現在は、丸亀市通町の「OIKAZE SHOP」にて販売されていますが、これからは直接販売をするなど販路拡大も計画しています。
葉っぱや細い枝は「えごま茶」に。
シソのほのかな甘さと香りがして苦味がなく、とっても飲みやすく美味しかったです!
秋山さん「エゴマは捨てるところがない。太い枝の部分は堆肥として畑の土づくりに活かします。」
こういった農作業のノウハウだけでなく、人としての在り方など、たくさんのことをおじいちゃんに教えてもらっている。今年90歳だけどまだまだ元気で現役バリバリ!しっかりと想いを受け継ぎ、いつか超えることができるようになりたいと力強く語ってくださいました。
広島・江の浦港の待合所にあるお土産ショップでも秋山さんの「エゴマ油」と「えごま茶」が販売されています。
年が明けた頃には、今年収穫したものが販売される予定です。(秋山さんが直接販売されるものは新たなパッケージになります。乞うご期待!)
島にはコンビニも商店もないけど、なんにもないからこそ色んなことをやっていきたい。
自分が育てた野菜で料理をして提供する、みんなが集いゆっくりできる場所も作りたい!と夢は膨らみます。
秋山さんの島暮らし、お野菜について最新情報はインスタグラムをご覧ください。
☆広島へのアクセス情報☆
丸亀港から備讃フェリーのフェリーもしくは旅客船にて。
時刻表など詳しくは 備讃フェリーのホームページ をご覧ください。
丸亀市では今年度から毎月20日を「航路運賃無料デー」とし、丸亀~広島航路、本島~丸亀航路、児島~本島航路の3航路全てで、旅客運賃が無料となっています。
広島・本島の各港には、地元に縁(ゆかり)のあるお土産が販売されています。
ぜひ、この機会に丸亀市の離島に足を運んでみてください。
広島の情報は まるがめ せとうち 島旅ノート をご覧ください。
この番組は一週間の間、 radiko でもお聞きいただけます。
また、AuDee では、過去の放送をアーカイブしています。
あなたの島旅のお供に。。。