ゲスト:春名 幹男(国際ジャーナリスト / 元共同通信ワシントン支局長)、海野 素央(明治大学政治経済学部教授 / 心理学博士) 米大統領就任式直前!トランプ氏の発言が波紋を呼んでいる。グリーンランドの領有やパナマ運河の管理権の返還、さらにはカナダを「51番目の州に」などの挑発的な発言が、国際社会に衝撃を与えている。これらの発言を、アメリカの影響力を誇示し、他国との"ディール"を有利に進めるためのトランプ流の手練手管と見る向きもあるが、行方は見通せない。また、不法移民強制送還やUSスチール買収阻止などの経済政策も予測できない。トランプ氏はウクライナ戦争を「24時間で停戦させる」と明言したが「6か月以内」と主張を後退させた。ロシアのラブロフ外相はトランプ和平案を前向きに検討する姿勢を示している。しかし、停戦後に訪れる"平和"は双方が望んだものとなるのかは疑問符が付く。さらに、バイデン政権下で実現したガザでの停戦合意も、トランプ氏就任後、どう進展するか不透明だ。 ゲストは、長年にわたり在米記者として米国政治・外交を取材してきた春名幹男氏と、米大統領選をフィールドワークで研究する海野素央氏。"予測不能なトランプ新政権"の行方を徹底分析する。