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=奏の四畳半“音楽”体系=
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「Laura day romance」
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今回は通常回!
私が激推ししてる「Laura day romance」が、2/5にリリースした 3rdアルバム前編『合歓る - walls』をご紹介しました!
この番組にも何度もご出演いただき、昨年は『透明』がパワープレイにもなっていたローラズことLaura day romance。この度、およそ3年ぶりとなるニューアルバムがリリース!3rd ALとなる今作は、前後編に分かれた長編作品となっており、アルバムが強みのローラズらしい、でも新たな1面だらけの、そんな1枚になっています。
1枚目、2枚目とテーマがしっかりとあるローラズのALですが、今作も長編ということ、ストリー性があること、二人の主人公の視点と時間経過が交差していくこと...と様々な要素が絡み合って緻密な歌詞とサウンドが構成されていっています。
個人的に、ローラズの楽曲は現実と理想、心の内と外、その中間の曖昧なところの表現が心地いいなと思っていて、何かと正解が求められる現代で心の拠り所になっています。曖昧でもいいよ、みたいな。そんなローラズの音が広がる世界へ誘われるアルバムの1曲目からぜひアルバム通して聴いてほしいです。1曲バズが当たり前のこの時代だからこそ。
長編ということで、その10曲通して感じること、個々の曲・シーンで感じることがたくさんあるし、それは聞いている人の数だけ分もあると思います。アルバムの、そこに生きる2人の世界へ飛び込んで、視点と時間を一緒に旅しながらローラズらしい音像の広がりを楽しめます。
タイトルの「合歓る」についてGt.鈴木迅さんはインタビューで「共有できないことの象徴として「眠る」という行為があって。眠るのはひとりだから共有することはできないですよね。自分の内側には自分しか行けないという「眠る」、それに対して「合う(会う)」、「歓ぶ(喜ぶ)」という人と共有するものをイメージさせる漢字を当てることによって、分け合えるものと分かち合えないものというふたつの意味を持たせたかったんです」と語っていました。(OTOTOY『Laura day romanceは、両極の“なかみち”を進む──サード・アルバム前編『合歓る - walls』リリース』https://ototoy.jp/feature/2025020601/0)
そのタイトル通り、どんだけ仲が良かったり、何かしらの形の2人であっても、どこか微妙にちがう価値観とかのズレが表されているような気がしています。とはいえ、一方でサウンドにしても我々のイマジネーションに託されている余白もたくさんあるので、個々人の中でも聞くタイミングや状況によって、このアルバムを取り巻く様々な物語が生まれていくんじゃないかなと感じます。
とにかくアルバムを通してぜひ聞いてください!!
02. 5-10-15 I swallowed|夢みる手前
03. Sleeping pills|眠り薬
04. プラットフォーム|platform
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