ゲスト:宮田 律(現代イスラム研究センター理事長)、前嶋 和弘(上智大学総合グローバル学部教授) 今月4日、トランプ米大統領は、イスラエルのネタニヤフ首相と会談。両首脳は、パレスチナ自治区ガザについて話し合った。トランプ氏はガザのパレスチナ人を近隣諸国に恒久的に移住させた後、米国がガザを所有し、リゾート地として経済発展を促進する構想を提案。これに対し、イスラム組織ハマスは「荒唐無稽」と批判。また、隣国のエジプトやヨルダンはガザ住民の受け入れを拒否しており、実現性には疑問が残る。一方、バイデン政権末期に合意されたガザの停戦は、イスラエル・ハマス双方で第2段階に向けた交渉が始まっている。今回のトランプ構想が、どのような影響を与えるのか。ハマスは今後も停戦案を受け入れ実行するのか。またイスラエルは予定通り「停戦を継続」するのか。 ゲストは、長年イスラム圏の動向やアメリカの中東政策などを研究してきた現代イスラム研究センター理事長の宮田律氏と、現代アメリカ政治が専門の上智大学教授の前嶋和弘氏。この仰天「トランプ発言」の狙いやガザ情勢の行方を徹底分析する。