現代音楽なBGMのスパイダーマン

僕は小学生の頃、特撮番組のスパイダーマンの曲が大のお気に入りでした。歳をとって聴いても、まるでラロ・シフリンの『燃えよドラゴン』の主題曲みたいにチャカポコとパーカッションが効いてて、誰が作ったのか気になってました。渡辺宙明さんという方が作っているのですが、これは前年に宇宙戦艦ヤマトの映画の大ヒットがあって、サウンドトラックでも売れるという時代背景の中、子ども番組のBGMであるにも関わらず、パーカッションを中心に世界的奏者を並べて作った物だったそうです。作曲前にいろいろ勉強しようと、宙明さんは世界的なクラシックの前衛的打楽器奏者の山口泰範さんのお宅に習いに行ったそうです。そんな訳で、今日の大萩康司さんのクラシック曲を聴いて頭によぎったのが、スパイダーマンのサウンドトラックでした。CDのライナーノートを読んで、聴いてみると、管弦楽の打楽器にラテン系や東南アジア系など多種多様な打楽器が使われていて、子ども番組でも気合を入れて作られていたのが、よく分かります。番組にはまったく合わないリクエストかもしれませんが、「駆けろ!スパイダーマン」を希望します。リスナーの年齢層的にはいいのではないですかねー(笑)

すってんゴロリンコ

三重県 / 男性 2016/8/23 10:11