イケてない夏休み

長期の夏休みを取れる会社に勤めていたので、友達とお休みを合わせてアメリカ東海岸に旅行にいきました。
前半はフロリダのにいき、アメリカンsizeのご飯をイッパイ食べて、毎日お腹はパンパン状態。飛行機乗って、ニューヨークに移動。
5番街のすぐ側のホテルにチェックインして、荷物を整理したら、自由行動のスケジュールになっていました。
しかし、その時事件が起きました!
トイレから友人が出てこない…
何度か流す音はしているのですが、出てこない。「どうかした?」って、声をかけると
「どうしよう…トイレつまった。」と友人の困惑した顔がでてきました。
自分達で何とかなる事ではなさそうなので、取り合えずフロントに連絡。
片言の英語では事態が説明できず、日本語が出来るスタッフさんに代わって、状況説明。
「修理のスタッフをすぐに向かわせるので、しばらくお待ちください。」との事だったので、荷物を整理しながら待つ。
部屋のトイレが使えないから、共同のトイレに行って、待つ。
テレビ付けても言葉がわからないから、つまらない。当時はスマホなんて無かったからひたすら待つ。
眼下に華やかな街並み、でも、出掛けられない。
待ち疲れて友人は寝てしまう始末。
日本のホテルでは『しばらく。』って、30分位ですよね?
なのに、待つこと3時間。
やって来たのは、ちょっとガタイのいいおじさん。トイレに入ってモノの5分で作業終了。
チップを渡して引き上げるまで10分位。
なんだか、とっても疲れちゃって、結局何処へも行かずに自由時間終了。
ニューヨークの思い出は、トイレのつまった部屋に缶詰にされていたこと。
こんな事なら、修理の手配できるまで出掛けてても問題無かったじゃん!
「すぐに向かわせる。」とか、言わなきゃいいじゃん!
でも、言葉に自信が無いから催促も出来ずに、ひたすら待ってた、情けない自分達。
つまらせた友人は、ひたすら謝るし。
英語出来ないから、ホテルに文句も言えない。
お洒落なNY5番街のホテルでのイケてない夏休みの思い出です。
勿論、『NY。トイレつまらせちゃった事件』は帰国後もしばらくは触れてはいけない、友人の汚点になっていました。
たぶん、もう、忘れてるだろうけど。

かなとし

静岡県 / 女性 2019/7/23 01:15