プレミアムサーズディ

ちょっとプレサズ向きな話じゃないんですが、
「私が必死で笑いを堪えた話」をさせて頂きます。

あれは数年前、鹿児島のある大型ホームセンターで衣類コーナーを眺めていた時、距離にして5メートル位の所にあったフィットネス器具コーナーから家族連れの母と娘の声が聞こえました。


「あー!ワンダーコアだー!」と、大声ではしゃぐ娘。


数年前のこの時期は、ワンダーコアのCMが宇梶さんバージョンも剛力さんバージョンも浸透していて、ワンダーコアを見つけたら、みんなワイワイしてしまう光景をよく見かける時期でした。

普通にその母子の会話を見るだけ聞くだけでホッコリしてニヤけてしまうものですが、
次の娘さんの一言で私は「笑ってはいけない地獄」へ陥ってしまうのでした。


娘「私が今からこれをやるから母さん歌って!」

なんと今からCMを再現しようと言い出したのです。

私は「な、なんだってー!」と思いながら、その時点でちょっと吹き出してしまいました。


もちろん、見届けたい衝動にも駆られ、杉崎さんがオープニングトークで話すように母子には勿論、周りのお客さんにも「何あの人」と思われないように、距離を置きつつも、ベストポジションでその時を待ちました。


しかし、どうやら打ち合わせをしてるっぽく、なかなか始まりません。

よく見えてる訳じゃないけど張り切る娘と、恥ずかしさで困ってる母を想像すると更に面白くなってきて私はニヤケを抑えることに必死でした。

そして永遠とも思えた2分間が過ぎ、その時を迎えたのです。

それは私の想像を超えたモノでした。

椅子に座った娘は宇梶さんや剛力さんさながら「うわぁ!」と言いながら手をバタつかせ、完璧な再現で倒れます。

そして打ち合わせ通りだと思うタイミングで歌い出す母親の歌声が、裏声か本場か、
CMそっくりの「倒れるだけで腹筋ワンダークワァ~♪」
まさかの本気でした。

私はそれを見届けてすぐ、早歩きで笑いを堪えながらその場を去りました。

早歩きで紛らわせたせいか、笑いは抑えましたがたどり着いた場所で深呼吸して一言、
「とんでもねーわ」
と呟きました

デネバヤネ

熊本県 / 男性 2020/2/26 22:33