ゆづちゃんへのお薦めの映画

ゆづちゃん、スタッフの皆さんこんにちは。
さて、標題の映画ですが、以前、「お勧めの小説」の投稿で触れた「トゥモロー・ワールド」の映画版(2006年製作)です。
SF映画ですが、かなりシリアスです。ゆづちゃんには、ハード過ぎるとも思いましたが、いずれはゆづちゃんもお母さんになるのだと考えれは、ゆづちゃんなりの感じ方もあるのではないかと思いお勧めすることにしました。
概略ですが、
映画の舞台は、近未来のイギリスです。人類には子供が生まれなくなってしまいました。原因は定かではありません。病気だと言う人もいれば、天罰だと言う人もいました。社会は荒廃していきます。誰もが努力して生きていく希望を失いました。なぜなら、苦労して、例えば、財産でも建物でも何かを築いたとしても残してあげる人がいないからです。
主人公(男性)は、そんな社会に暮らしていました。そして、ある日、主人公は、一人の若い女性に引き合わされました。彼女を保護してほしいとのことでした。ところが何と、その女性は、驚くことに妊娠していました。しかし、その妊婦を自分たちに都合よく利用しようとする政府や反政府組織といった追手がおり、それらと闘いながら妊婦を安全な所へ連れていくために奔走します。
感想ですが、
多くの人が、妊婦を守るために死んでいきます。自らの命を賭して妊婦を守る人々の行動に強く胸を打たれます。
そして、目的地の直前、妊婦が出産します。赤ちゃんの産声が上がった瞬間、それまで激しく闘っていた敵も味方も銃を捨て闘いを止めます。誰もが、この新しい生命に危害を与えることなどできなかったのです。
ラストに主人公たちが乗り込んだボートに向かって、迎えの船がきます。その船に書かれている船名を見た時、人類にとって子供が何を意味するのか分かります。これを見たゆづちゃんは思わず感動して震えちゃいますよ。たぶん。
人にとって最も大切なものは何か、自分の子供でも虐待する人間もいる世の中で、考えさせられる映画でした。
それでは、また。

しーちゃんの使徒

宮城県 / 男性 2020/10/14 16:07