落ちてる片方のハイヒール

スギシャマ、こんにちは。

君と出合ったのは、去年の忘年会。
昼間の仕事と掛け持ちで、キャバクラに勤める君は、まだ夜の店には慣れてない 初々しい少女の様だった。
飾らない自然な感じと愛くるしい笑顔で、清楚な容姿の君は、次々に常連客を増やしていったね。
夏には、お昼の仕事も辞めちゃって、キャバ嬢一本で仕事するようになり、毎日お客と同伴するようになったね。
「ヒールも、そろそろ飽きちゃったなぁ。捨〜てよ。ポイ!」
「お客様ーーー!」
こうして、片方のハイヒールが1つ、タクシー運転手の悲鳴とともに、外へポイ捨てされたのであった。

大根てぇーてぇーて

岡山県 / 男性 2020/12/14 04:18