アオハルな教室エピソード

中学3年生。
部活も引退し高校受験に向けて気持ちをシフトし始めた秋のある日の事です。

放課後に自分のカバンを取りに誰もいないはずの教室に入ろうとしたところ、どこからともなく現れたクラスメートの男子に「今は教室に入らない方がいい。」と止められました。

よくよく教室の周りを見渡すと、クラスメートの大半が廊下や隣の教室に身を潜めていました。

何事かと、周りのクラスメートに事情を聞いてみると、僕が入ろうとしたその教室で、クラスメートのT君が、同じクラスの女子に告白している最中とのこと。

僕が通っていた中学校は、田舎の小さな学校だったので、一クラスしかなく小学校から9年間ずっと同じメンバーでした。

小さな頃から一緒にいるので、クラス内で恋愛感情なんてないまま過ごしてきたので、突然のアオハルな出来事にドキドキしたのを覚えています。

その後、僕も他のクラスメートと一緒にT君の告白の行方を教室の外で見守りました。

数十分後、無事告白は成功し、教室から2人が出てきた時にクラスメートみんなで祝福した当時の記憶です。

「放課後の教室で告白」というシチュエーションに憧れはありましたが、もし自分が告白している当事者だったら、みんなに見守られながらの告白は絶対に嫌だなって思いました。

ゆづみんは憧れのシチュエーションとかはありますか?

lotta

東京都 / 男性 2021/4/21 17:26