読書の秋 新谷ゆづみにすすめたい1冊

私が是非お勧めしたい本は、私のハンドルネームでもお借りしている「赤毛のアン」シリーズです
そうです、1冊じゃなくてシリーズ(笑
「赤毛のアン」には勘違いされやすいと感じることがいくつかあります
1つ目は児童文学だと思われやすいって事
いろいろな事情があってそう思われることも多いのですが、作者のモンゴメリはそれを否定しています
そして2つ目
「赤毛のアン」はアンという少女の少女時代のお話って思われやすい事
間違ってはいないのですが、実は1908年の第1作から2009年の第9作まで、約100年かけて刊行された長編シリーズで、最後の作品では孫も誕生してます

アンは大人が思うような「良い子」では決してありません。虚栄心があったり、意地っ張りだったり、落ち込んだらなかなか立ち直れなかったり、プレゼントを貰っても期待と違ったら嬉しそうにしなかったり。
そんな人間臭いアンが成長していく中で紡ぎ出す言葉や態度はとても心に染みます
作中で「曲がり角」と言う重要な言葉があるのですが、目標に向かう道にある曲がり角のことで、森先生の「寄り道」とも通じる素敵な言葉だと思います
100年以上も愛され続ける名作です
是非!

anne_reiwa

愛知県 / 男性 2021/9/29 03:19