読書の秋、新谷ゆづみにすすめたい1冊

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今回おすすめする本は「居眠り磐音(いわね)」です。
大ベストセラー作家の佐伯泰英(さえきやすひで)さんの代表作で、ドラマ化も映画化もされてますが、時代小説なのでゆづみんには馴染みがないのではないでしょうか?

あえてあまり読まないだろう時代小説をおすすめするのは、時代劇に出演する女優新谷ゆづみさんを見てみたい!という期待があるからです。
おゆきさん、なんて呼ばれる、おきゃんな町娘。ゆき殿となったら、しっかり者でスジを曲げない武士の娘。そしてゆき姫様なんて呼ばれる、着飾った姿とか!

そのためには、たまには時代小説でも読んで馴染んでおくのがいいかと思うのです。
と言っても、時代背景を知らなかったり、出てくる言葉がわかりにくかったりすると、とっつきにくいものですよね。

その点、佐伯泰英さんの作品は読みやすく、特にこの作品では、主人公の坂崎磐音やおこんさん、といった登場人物の人柄がとても魅力的なので、入門作としておすすめしたいのです。
物語としては、主人公をとりまく波乱、陰謀、悲恋、そして下町の人情、と中身盛り沢山で飽きさせません。物語はとっても長いですが、最初の1巻だけでも十分に楽しめます。

インターネットやスマホで、どこにいてもすぐに連絡がとれる現代では考えられない、距離の隔たりのもどかしさ、辛さ。身分の隔たりや武家のしがらみ。
そんな時代の物語の中に身を投じると、現代の便利さ、豊かさにも思いがいくようになるかとも思います。ぜひ、いかがでしょうか。

さて、今回の放送も楽しく聴かせていただきました。
映画の公開、待ち遠しいですね。舞台挨拶するゆづみんにも会えたらいいなぁ、と楽しみにしています。

それでは、またね。

Danbor

埼玉県 / 男性 2021/9/29 12:23