思い出のクリスマス

ゆづみん、こんにちは。いつも楽しく聴かせてもらっています。

クリスマスというと、恋人とのスィートな時間を過ごす方も多いと思うのですが、ぼくの「思い出のクリスマス」は、少しほろ苦い記憶です。
__

かなり昔なのですが、ぼくは若くて、会社の労働組合の青年委員をやっていました。
当時は物販といって組合員向けに商品販売をして、チラシを配ったり商品を手渡したりするのも、青年委員の仕事でした。

クリスマス・シーズンは、お子さんにクリスマス・プレゼントを購入する方も多くて、その年は「美少女戦士セーラームーン」のカレンダーが大人気でした。
ところが、人気がありすぎて品切れになってしまい、増刷してもらうまでカレンダーが届かないことになってしまいました!

「娘たちのクリスマス・プレゼントなのに、イブに渡せなければ意味がない!」と組合員からお叱りをいただいたりもしました。
___

増刷分の「セーラームーン」のカレンダーが届いたのが、なんとクリスマス・イブ当日。

ぼくはエリアの拠点を大急ぎで回って、注文してくれた組合員にカレンダーを届けなくてはならなくなったのです!
若かったぼくは、レストランを予約し、彼女とディナーの約束をしていました。

その日はめずらしくホワイト・クリスマスで、たくさんの「セーラームーンのカレンダー」入り段ボール箱を「トナカイでなく営業車」に載せて、ぼくは都心に雪の降る中、カレンダーを配ってまわりました。

積もった雪に苦労しながら、なんとか20時くらいにすべてのカレンダーを届けることができました!
__

彼女には、事情を話して「かなり遅れます」と伝えていましたが、楽しみにしていたイブを一緒に過ごすことができませんでした。

彼女をがっかりさせてすごく残念ですが、組合員のお父さん、お母さんがお子さんにカレンダーを手渡し、喜んでいる家族の姿を想像すると、「顔笑って届けてよかったな」と今も思います。(彼女には、その後、フラれてしまいましたが)
__

ぼくの「思い出のクリスマス」は、自分がサンタクロースのようにプレゼントを届けてまわった、ほろ苦いホワイト・クリスマス・イブの思い出です。
#@onefiveのJustForYouをリクエストします♪

YOSUKE

神奈川県 / 男性 2021/12/8 12:18

(この話を誰かにするのは初めてです。長文失礼しました)

YOSUKE

2021/12/8 12:56:20