大人になったなぁと感じたこと

ゆづみん、新年あけましておめでとうございます。
年が明けたこちらは仕事始めの日です。慌ただしい時間の合間にほっとするひと時、優しい声に癒されて元気が出ました。今年も頼りにしています。

さて、「大人になったなったなぁと感じたこと」というテーマですが、自分は、いつまでも大人になりきれない、いわゆるモラトリアムというヤツでした。
はっきりとした目標が持てず、なんとか入った大学でも勉強に身が入らず、いろんなバイトをしてみたり、サークルで暇を潰す日々。
一応就職はしたものの、いつも、この仕事は向いてないんじゃないかな?他にやりがいのある仕事があるんじゃかな?なんて考えてました。
いつも、不満を抱えていたせいもあるのでしょうが、ある日、お客さんに言われてしまったことがあります。
〇〇君は、すぐに感情が顔に出るよね。
ちょっと無理を言われたりすると、丁寧な対応が出来ずにムッとして不満顔で答えてしまう、そんな子供っぽいところをいつまでも持っていました。

そんな自分が変わったきっかけは、結婚して娘が産まれたことです。
その日、立ち会いしますか?と言われても怖気付いて、カーテンを隔てたすぐ隣で待っていました。妻の苦しむ声、慌ただしい気配。
急にカーテンから飛び出して来た看護師さんの手にはぐったりとしたちっちゃな体。看護師さんはその小さな体を手のひらに乗せて、もう一方の手で激しく背中を叩き出しました。えっ?えっ?ヤバいの!?
程なく、ほぎゃー、頼りないけど確かな声で泣き声が。
もう大丈夫ですよ〜、はい、お父さん、だっこしましょうか。
急に言われて、ぎこちなく左肩を上げ、曲げた左ヒジの上に小さな頭を乗せ、右手のひらを背中の下に。ジタバタと動く小さな小さな手足。湧き上がる感情。
その時の光景は、いつまでも鮮明に残っています。

それからは、自分でも不思議なくらい意識がガラッと変わってしまいました。今やってることを大事にしていこう、とか、資格をとって自分を向上させよう、とか。それまでは全く無関心で行ったこともなかった選挙にちゃんと行き出したり、とか。

自分が「大人になったなぁと感じたこと」それは、やはり、あのちっちゃな体を腕に抱えた瞬間のことでしょうね。

それでは、最近また心配も出てきましたので、体調には充実気をつけてください。またね。

Danbor

埼玉県 / 男性 2022/1/6 06:48