「やがて海へと届く」の感想とお礼など

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こんにちは、ゆづみん。ゆづみんの優しい語りに癒されているオッサンです。いつもありがとう。

昨日「やがて海へと届く」を地元の映画館で観てきました。伊藤羽純の語りのシーンでは、演技を超えたリアリティに圧倒されました。羽純の感情の波というか渦のようなものが、観ている私の心に流れ込んで来て、涙が止まらないのです。ああ、今思い出してまた涙が出てきました。これはきっと、羽純を生きたゆづみんの思いに私が共鳴して、心が揺さぶられたからですよね。撮影時にあなたが怖くて泣いてしまったという、海辺でわらべうたを歌うシーンも、心に深く刻まれました。ゆづみんの歌はたくさん聴いてきたはずなのに、初めて聴いたように感じたのは不思議だなぁ。

東北人として震災を身近に経験したこと、二十歳の頃に親友を事故で失ったことから、この映画は私自身の物語でもあり、観ていて深いところで響き合う感覚がありました。今は、久しぶりに親友の形見のジャズのレコードを聴きながら、彼に語りかけたいと思っています。

生と死の世界は、本当は別々に存在するものではなく、私たちが気付かない形で連続しているのかもしれませんね。そんなふうに思わせてくれたこの映画は、私にひとつの救いを与えてくれました。素敵な作品に出会わせてくれたゆづみん、本当にありがとう。

私は光石研さんと同年代なので、ゆづみんのことは娘の成長に目を細める父親のような気持ちで応援していますが、これからは、さくら学院の父兄としてではなく、女優・新谷ゆづみのファンとして、あなたを応援させてください。

つまらない長文を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

さかな師匠

山形県 / 男性 2022/4/17 18:39