高校生の時の電車の思い出

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高校生の頃、自宅近くの駅から電車で学校に通っていました。

僕の実家はかなりの田舎なので、駅と言っても、駅舎もなければ、駅員さんもいない、あるのは電車に乗るための仮設ホームだけの駅です。1日に朝と夕方合わせて4回しか電車が停まりません。

電車が停車して見えるのは畑と雑木林。
そんな場所です。

高校2年生の雪が積もった冬のある日。
その日はたまたま早く下校したので、自宅近くの駅に降りた時、『時間もあるし、雪だるま作ろう!』と思いつきました。
誰もいない雑木林の近くで一人、とりあえず1体の大きな雪だるまを作り上げたら何だか楽しくなってきて、もう1体!もう1体!と続けていたら大小合わせて15体ぐらい雪だるまを作っていました。

そしてその雪だるまを駅のホームから見える場所にイースター島のモアイ像のように並べたのです。

翌朝、『電車に乗ってる人が喜んでくれるかな?』とワクワクしながら電車に乗ると、その雪だるまに気づいた見知らぬ女子高校生2人組が『見て!雪だるまめっちゃ並んでる!!』『うわ、怖っ!!』『気持ち悪いね』と言われてるのを横でショックを受けながら学校に向かったある日の記憶です。

さすがに大量の雪だるまは「可愛い」、じゃなくて「怖い」って思われるんですね。勉強になりました(笑)

lotta

東京都 / 男性 2022/10/4 23:54