ある醤油ラーメンの思い出

これは、僕が東京に上京した最初に住んだ場所の近くにあったラーメン屋さんのお話です。

深夜に小腹が空いて、友人とラーメンを食べに行こうとなり、当時住んでいたアパートから徒歩3分ほどのチェーン店ではない個人経営のラーメン屋さんに行きました。

そのラーメン屋さんの存在は知っていたのですが、普段から深夜営業しかしていなかったので入ったことがなく、その時初めて行きました。

入店すると、友人と2人でラーメンを作っている目の前のカウンター席に案内されました。
メニューを見て2人で「醤油ラーメン」を頼み、驚愕の調理過程の光景を目の当たりにしたのです。

なんと、マスターが器に醤油を注ぎ、それにただのお湯を注いでスープを作っていたのです!!
そう、そこの醤油ラーメンのスープはただの醤油のお湯割りだったのです!

友人と「いや、あのお湯に見えるのは色んな具材を煮込んだスープに違いない」「でも確実にヤカンから注いでたしただのお湯じゃないか?」とコソコソ話しながらその醤油ラーメンを待ちました。

そして目の前に出された醤油ラーメンを友人と2人で食したところ、

そこの醤油ラーメンのスープはただの温かい醤油でした!!(笑)

その後、僕は離れた場所に引っ越してしまったので、それ以来そのラーメン屋さんには行ってませんが、今回のテーマを聞いて思い出したので、勇気を出してまた確認しに行ってみたいです。

lotta

東京都 / 男性 2022/10/28 01:35