COVERS

当時。
リアルタイムで聴いたCOVERS は
とてもこわかった。
夜中にうつし鏡をみて
あわせた鏡の中に
ずぅーっとつづく姿があるような。
何人もいる自分らしき姿の形が一つ一つ違う意志を持ってるようで。
憧れのロックスターは
やさしい歌声で ほんとうのことを考えさせてくれる。
清志郎さんの歌声は
意志を持ったティッシュペーパー。
血を止血したり
ときどき鋭利にきずつけたり
さまざま。
だけど多くのひとはたぶん気づいてない。
街中で配られてるポケットティッシュのなかにも
忌野清志郎のうたが流れてること。
たぶん。
みんなしらない。
救われてること。

今。

あの頃 うつし鏡のようにこわかった歌は
丸でちがう歌のように聴こえる。
炊きたてのごはんで おにぎりをにぎりながら
中身の具を鮭と昆布の二種類。
息子が最初にたべるのは
昆布かも。
鮭かも。
忙しくて、たべる時間ないかも。
イメージするあいのじかん。

んん。
なんか
意味不明かな。
まー、いいか。

おはようございます。

ハナビラコ

福島県 / 女性 2017/5/14 04:34