怖かった…

私が小学生の時の話です。
私が何年生の時かはもう忘れてしまいましたが、その頃市内で不審者の目撃情報が多発しており、ホームルームの時間などにこんな見た目のこんな人がいたら注意するように!とよく担任の先生が話していたのを覚えています。
そんなある日、集団下校中にふと後ろを振り返ると 木製のバットを持ち猫背で私たちの後をついてくるおじさんがいたのです!学校から自宅のある地区まで、一定の距離を保って私たちの後をぴったりとついてきていたのです。夕方のちょっと暗っぽい日差しのなか、ずるずると木製バットを引きずりながら…。
絶対これ不審者だ!私たち殺される!と戦慄しました。あの時は本当に怖かったです。

後から先生に呼び出され説明を受けて分かったのですが、その木製バットのおじさんは実は不審者ではなかったそうです。
最近不審者が増えている話を聞いて心配してくれた学校の近くに住むおじさんが、遅い時間に下校していた私たちを見守る目的で護身用のバットを片手についてきてくれていた、ということでした。
不審者じゃなくてよかった…

ゴミ娘

長野県 / 女性 2017/7/12 13:46