#105『I Got Rhythm~音楽が生まれる時』 選曲リスト

今月のテーマ:「寄り添うことば―山川啓介の世界」
(第5回:外国曲/訳詞の仕事)
パーソナリティ:濱田高志


<番組のトーク・パートと選曲リスト>

今月は、「寄り添うことば―山川啓介の世界」と題して、今回は、作詞家・山川啓介さんに焦点を当ててお届けします。
今回は、山川啓介さんの長年に渡る活動の中から、訳詞を手掛けられた楽曲をご紹介していきます。
 
M1「ソレアード~子供たちが生まれる時~」/ 由紀さおり・安田祥子
<Spotifyリンク>※ラジオでOAしたものとヴァージョンが異なる場合があります。

 この曲は、『哀しみのソレアード』の邦題で知られる曲で、「ソレアード」はイタリア語で「陽だまり」という意味です。
 オリジナルは、ダニエル・センタクルツ・アンサンブルによるインストゥルメンタルで、これに様々なアーティストが歌詞を付けて歌っています。中でも有名なのが、ジョニー・マティスが歌詞をつけた『When a Child Is Born』で、クリスマスソングとして人気の曲です。今回ご紹介した安田姉妹の歌唱ver.は、それを山川さんが訳詞したものです。

M2「愛の園」/ 西城秀樹
 1979年10月に発売されたスティーヴィー・ワンダーのアルバム『シークレット・ライフ』に収録された楽曲のカヴァーで、1980年3月に発売されました。

M3「哀愁のカサブランカ」/ 郷ひろみ
 1982年4月に発表されたバーティ・ヒギンズの「カサブランカ」のカヴァーで、同年7月に発売されています。

M4「テイク・ミー・ホーム」/ 伊東ゆかり
 1982年公開の、フランシス・フォード・コッポラ監督による映画『ワン・フロム・ザ・ハート』のために、トム・ウェイツが書いた「テイク・ミー・ホーム」のカヴァーです。

M5「ジェシー」/ 森山良子
<Spotifyリンク>※ラジオでOAしたものとヴァージョンが異なる場合があります。

 ジャニス・イアンが、ベトナムの退役軍人の哀歌として書いた「ジェシー」のカヴァーです。お届けしたのは、1976年の日生劇場でのライヴ録音からです。


進行:濱田 高志(音楽ライター、アンソロジスト)
これまで国内外で企画・監修したCDは500タイトルを数える。
ミシェル・ルグランからの信頼が厚く、日本の窓口を務める。他、宇野亜喜良や和田誠、柳原良平といったイラストレーターの画集の編集や、手塚治虫作品の復刻、ラジオ番組の構成など、書籍、テレビ・ラジオの分野で幅広く活躍。
5/26にコロムビアから初の作品集BOX発売が予定。その監修を手がける。

5/26発売『リリシスト 〜山川啓介ソングブック』
詳細はコチラ⇒【日本コロムビアHP 商品情報】