文教大学 Presents 誰かに話したくなる英会話。
このコーナーでは、文教大学・阿野幸一先生と一緒に、今日覚えて、すぐ誰かに話したくなっちゃう英会話を学んでいきます!
英語の勉強法に近道はあるのでしょうか?
「近道」を英語では shortcut と言います。
英語の学習で、途中の学習を「カット」してすぐに英語が使えるようになるということはありませんが、より効果的に、そして効率的に学習することはできます。
つまり、「時間ばかりかかって英語力が思うように伸びない学習法」もあれば「一定期間続けることで、英語が使えるようになっていく学習法」はあります。
どこかへ出かけるときに電車の乗換案内を使いますよね。
そうすると、いくつかの経路が示されますが、各駅停車で乗り換えも多くて目的地に到着するのに時間がかかってしまうものと、新幹線などを使って、短時間で同じ目的地に着くことができる場合があるのと似ています。
一番時間がかかるにもかかわらず、英語を使えるようになることが難しい学習法は、言葉が使われる場面や状況を考えずに、ただ英単語の日本語訳を暗記して、文法の規則を問題集などで機械的に覚えていくというものです。
そして、その学習目的も、「英文を日本語に訳して、その日本語から意味を理解していく」ような学習です。
これってものすごく時間はかかりますよね。でも残念ながら、「英語を使う」という視点がないため、英語を使えるようにならないことは分かると思います。以前は学校でもこうした英語の授業がよく見られましたが、その結果「学校の英語を何年勉強しても英語が使えるようにならない」なんて言われていましたね。
効果的、効率的な学習とはどのようなものでしょうか?
原則は「英語をコミュニケーションの手段として使いながら学習する」ということです。
つまり、たくさんの英語を聞く、たくさんの英語を読む、たくさん英語を話す、そしてたくさん英語を書く。
その結果、英語を楽しんで使いながら、単語や文法を身につけていくことになります。
もちろん、使えるようになるためのトレーニングは必要です。
そのトレーニングが音読練習です。