野島裕史 2年ぶりに「Mt.富士ヒルクライム」に挑戦!目指すは90分切り、果たして結果は…?

声優界随一のサイクリスト・野島裕史がパーソナリティをつとめ、自転車をテーマにお届けするTOKYO FMのラジオ番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。7月2日(日)の放送は、6月4日(日)におこなわれた「富士の国やまなし 第19回Mt.富士ヒルクライム」特集をお届けしました。


(左から)伊藤健太郎さん、パーソナリティの野島裕史



◆野島、2年ぶりに富士ヒル参加!

野島:富士山五合目を目指し、富士スバルライン(富士山有料道路)を駆け上る全長およそ24km(計測部分)、標高差1,255m(計測部分)、日本最高峰の公道サイクルイベント「富士の国やまなし 第19回Mt.富士ヒルクライム(以下、富士ヒル)」が開催され、もちろん私、野島も2年ぶりに参加して参りました!

前回は僕が体調不良で、代わりに声優自転車チーム「VOICYCLE」の“イトケン”こと伊藤健太郎くん、当番組の小西プロデューサー。さらに、僕と小西プロデューサーがいつも参加している石垣島トライアスロンのメンバー・石田純治さんの3人が番組から参加しました。

去年はトレーニングを万全の体制でおこない、「よし、今年こそ!」なんて思っていたら、開催1週間前にまさかのコロナになってしまったわけですが、出走しているメンバーをTwitterで見ていてうらやましかったですね。

そして、今年は足をケガするという、2年連続で災難に見舞われましたが、なんとか僕も参加できました。去年に引き続きイトケンくん、小西プロデューサー、石田さんの3人も参加し、合計4人で出走したわけですが、僕とイトケンくん、小西プロデューサーが揃うと雨が降るという自転車ジンクスがあります。果たして今年はどうだったのか……まずは大会当日、朝のコメントをお聴きください。



野島:おはようございます。今回は2年前に比べて爽やか!

伊藤:それは山の空気が爽やかなのか、僕たちのコンディションが爽やかなのか、どっちでしょう?

野島:どっちもです(笑)。今のところほとんど雲がないような。そして、昨晩はお酒を控えめにしていたので、僕らのコンディションも良さそう。体も景色も天気も全てベストコンディション。

伊藤:そうですね。僕は今日、きれいな景色を撮影しながらサイクリングをするつもりですが、野島くんの目標は?

野島:90分切りでございます。ただし、エンジョイしつつ、楽しく頑張ります!



野島:というわけで、本当に最高のコンディション! 天気は最高でございました。

◆富士ヒルを制したのは…とんでもない選手!

野島:およそ8,000人のサイクリストが出走したレースはもちろん、多くの出店者が集まる「サイクルEXPO」もコロナ禍以前の規模を取り戻し、4年ぶりのフルスペック開催。天気も良く、フルスペックでコンディションも良しと、本当にテンション上がりまくりでした。

とはいえ、開催直前には激しい台風が来て、道路整備などが大変だったみたいですね。前日の15時ぐらいまで確実に出走できる保障はなく、道に流れ込んだ土砂などの撤去に追われていたみたいですが、スタッフのみなさんが頑張ってくださったおかげで、無事に出走することができました。

あとは、昨年まで休止していた、富士山五合目への応援バス運行が復活していたのもうれしかったですね。まさに富士ヒル完全復活という状況で、いよいよ朝6時30分にスタートしたわけですが、僕は(ケガで)トレーニングがまったくできていなかったこともあって、90分切りを目指すけれども、足は完治していないし、無理だったら諦めようと、エンジョイすることも大事だと思って臨んでいました。

一方で、僕が足元にも及ばない方々、一番早く富士山を登り切るために集まった猛者たちがしのぎを削る「主催者選抜クラス」がまあすごい。そんななか、今年の富士ヒルを制したのは、群馬グリフィンの金子宗平選手。タイムは57分26秒ということで、番組では富士ヒル恒例のディレクターが命をかけている、ゴール直後にどこのメディアよりも早く捉えた金子選手の第一声お聞きください。



ディレクター:優勝おめでとうございます。

金子:ありがとうございます。

ディレクター:今日のレースはいかがでしたか?

金子:最初、去年優勝した真鍋(晃)さんをマークしていたんですけど、そうしたらスタートからいったので、それに追いついて、そのまま何人かで逃げていたんですけど。途中で集団に追いつかれて、しばらく集団で行って、ラスト5kmぐらいから3人ぐらいで抜け出して、最後はラスト500mでゴールスプリントをかけて優勝できました。

ディレクター:最後、引き離していましたね。

金子:最後の勝負になれば自信はあったので、自分の考え通りの展開になったのかなと思います。

ディレクター:自転車ファンに、最後メッセージをお願いします。

金子:山頂は景色がよく、ゴールした後も楽しめるところなので、レースに限らず登りにくるといいんじゃないかなと思います。



野島:本当にゴール直後感がハンパない(笑)。臨場感伝わりまくりのインタビューでした。金子選手、本当にお疲れのところありがとうございました!

最後にスプリントで勝つ自信があったというのは、とてつもないことだなと思うんですが、金子選手は昨年の「乗鞍ヒルクライム2022」でも優勝と本当に強い選手なんですね。驚いたのは富士ヒル直後、別のレースにも出場しているんですよね。この日午後1時45分から修善寺で実業団レースがあり、そのレースでも7位……やっぱりレベルの違う人、次元が違う人ってどの業界にもいるんだなと思いました。とにかく金子選手、おめでとうございました!

◆野島は無事完走!90分切りは…!?

野島:今年の富士ヒルは上位12名が57分台でフィニッシュということで、年々レベルが上がっているのはうれしいことですね。日本のサイクルロードーレーサーが強くなっているということは、これから世界にもっと飛び出していけるのではないか、三大レースで活躍する機会が増えるんじゃないか。そんな期待が持てる結果だったと思います。

そんななか、気になる我々の結果は……チーム「ツアー・オブ・ジャパン」、4人とも無事に完走しました! よかった~。フィニッシュ直後のコメントがありますのでどうぞ!



野島:五合目に着きました! お疲れ~。景色よかったね~。富士山がよく見えた!

伊藤:レック(録画)ボタンを押しまくっていたから、今年はいい富士山が撮れていたと思う!

野島:キツイながらも富士山を見たらパワーがもらえたね!

伊藤:あとは、久しぶりに四合目の太鼓が聞けたけど、あれはやっぱり元気がもらえるね。まあ、何より僕はまず聞きたいです。結果はどうでしたか?

野島:(90分切りは)ダメでした……(苦笑)。たぶん1時間40分ぐらい。でも、出し切った感じはある。14km地点までは1分遅れぐらい、ほぼほぼ予定通りに進んでいたんだけど、途中から全然追いつかなくなってきて。ちょっとずつ遅れて、90分切りは無理だと思って100分切りに(目標を)切り替えたんですけど、今年はキツかったですね。

向かい風も結構ありましたし。本当にキツかったけど、満足しています。また来年もぜひ挑戦したくなるテンションになりました。ケガをしないようにして、トレーニングに励みたいと思います。お疲れ様でした!



野島:今年は今までの富士ヒルで一番本気で漕いだので、力を出し切ったという意味ではすごく満足していたんですが、明らかに疲れましたね。コメントでも言っていた通り、力を出し切っても90分切りは叶わず、やはり富士ヒルの90分切りはそう簡単にはいきません。やっぱりトレーニングをしないといけないなと改めて思いました。

結局(タイムは)100分16秒。100分切りもできませんでしたが、まったくトレーニングしなかった&足のケガを押しての参加にしては、まあまあベストタイムなのかなと自分で納得させてはいます。

早くも来年の話になるのですが、富士ヒルは2024年、20回目の記念大会になります。現場でもイトケンくんと話していたんですが、20回目という記念すべき大会で、僕は90分を切る、このために今まで切れなかったという言い訳を思いつきました(笑)。

本当は50歳というキリのいい年に切りたかったんですけど、ケガもありましたし、富士ヒル20回目の記念大会でぜひ90分切りをしたいと思っておりますので、来年に向けて体調管理、そしてトレーニングを徹底してやっていきたいと思っております。来年も富士ヒル、よろしくね!

7月9日(日)の「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」は、野島裕史のサイクルコラム「富士ヒル反省会!」をお届けします。お楽しみに!

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▶▶この日の放送内容を「AuDee(オーディー)」でチェック!
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<番組概要>
番組名:サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国23局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週日曜 朝5:00~5:30(JFN各局の放送時間は番組Webサイトおよびアプリ「AuDee(オーディー)」でご確認ください)
パーソナリティ:野島裕史
番組Webサイト:http://www.jfn.jp/toj

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