声優界随一のサイクリスト・野島裕史がパーソナリティをつとめ、自転車をテーマにお届けするTOKYO FMのラジオ番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。7月23日(日)の放送は、野島裕史のサイクルコラム「サイクルスケジュール」をお届けしました。
パーソナリティの野島裕史
◆真夏の箱根で開催される本格的ヒルクライム
野島:今回は「サイクルスケジュール」と題し、今後の自転車イベントをいくつかピックアップしてお伝えしようと思っております。
まずは「箱根旧道ヒルクライムチャレンジ25km」。開催日は8月9日(水)で、申込締切は8月1日(火)。開催場所は、もちろん神奈川県・箱根町。箱根旧道は10.7km、標高差700m、平均勾配6.5%。登り区間のみだと勾配10%以上の区間が続きます。(勾配が)15%以上の区間もあり、走り応え抜群の山岳コースです。
これは普段からロードバイクに乗っている人向けのヒルクライムイベントということで、僕的には是非とも挑戦してみたい。真夏に箱根の旧道を登るということで、かなり熱い展開が予想されます。僕は同じく箱根のターンパイク(自転車専用有料道路)を登る「キャラクターヒルクライム」に可能な限り参加しているのですが、平均勾配があって結構キツいんですよね、。
でも、箱根は気持ちいいんですよね。関東に住んでいる方にとっては近いですし、とても参加しやすくて、箱根は観光地としても有名ですし、「箱根旧道ヒルクライムチャレンジ25km」はかなり注目度が高いんじゃないかと思います。
◆江ノ島~三浦半島で海鮮を楽しむグルメライド!
次は……これは気になります! 「江ノ島~三崎港 三浦半島一周海鮮グルメライド!」。開催日は8月26日(土)で、申込締切は8月19日(土)まで。こちらも神奈川県・三浦半島で開催されるということで、江ノ島からスタートして三浦半島に向けて走るんですけど、これは絶対に気持ちいいですよ!
海を眺めつつ、国道134号線を駆け抜け、晴天の日は相模湾の向こうに富士山が望めます。最高ですね! しかも、三浦の海鮮グルメを楽しむことができると。これは僕がよく(番組でも)言っていますが、食べながら、風景を楽しみながらゆっくりと行く、一番好きなライドです。
「箱根旧道ヒルクライムチャレンジ25km」などヒルクライムは過酷さを楽しむものですが、こちらはグルメと景色を楽しむライド。いいな~、これは参加したいな~。夏を満喫できるライドになるんじゃないでしょうか……お腹が空いてきた(笑)。
◆風光明媚なコースに加え、おいしいお蕎麦も!
続いては、「たまライド 青梅で手打ち蕎麦・ランチライド 49K」。お腹が空いているからまた食べ物で選んじゃった(笑)。開催日は9月9日(土)。申込締切は9月4日(月)で、東京・立川市でおこなわれます。
多摩川を起点としてロングライドを楽しむ「たまライド」ですが、山々の景色、渓谷が美しい昭和の雰囲気の残る吉野街道・青梅街道を進み、青梅でおいしい手打ち蕎麦を食べるライドです。
70km、100kmの他に、昨年からビギナー向けの50kmのライドをコースメニューに加えて大好評ということで、これはいいですね。多摩川から吉野街道・青梅街道というのはなかなかいいコースではないでしょうか。こちらも素晴らしい景色が楽しめて、しかもお蕎麦が食べられるということで……本気でお腹が空いてきたな(苦笑)。
◆レースというよりもゲーム!新感覚のサイクルイベント
そして、「さいきサイクルロゲイニング in かまえ」。開催日は8月27日(日)。申込締切は7月31日(月)なので、早めに(申込)したほうがいいですね。開催場所は大分県佐伯市です。
“サイクルロゲイニング”とは、地図をもとに時間内に自転車でチェックポイントを巡り、獲得した得点を競うスポーツゲーム。効率よく点数を稼ぐコース決めなどをチームで作戦を立てて、多くのポイントをゲットし、各賞上位入賞者には豪華賞品も。
チーム力を結集し、入賞を目指そうというイベントですが、自転車を持っていない人や持参できない人でも、レンタサイクルを準備しているので参加可能。また、ひとりでのエントリーもOK。ただし、運営サイドで2人以上のチームを組ませるということなので、これはチームで参加するイベントということになりますね。
てっきり僕は、食べ物だったり、景色を楽しむイベントだと思いきや、これはレースというよりも、ゲーム性が高いタイプのイベントですね。しかも、僕の第二の故郷とも言える大分県での開催なので紹介してみましたが、面白そうですね。あまり聞いたことがなかった“サイクルロゲイニング”、豪華賞品も用意されているので参加してみたら面白いのではないでしょうか。
◆富士ヒルよりもキツい!?ガチのヒルクライムレース
最後は「蔵王坊平ヒルクライムinやまがた」。開催日は9月3日(日)。申込締切は7月31日(月)で、開催場所は山形県・上山市の遊園地「リナワールド」。こちらをメイン会場として、蔵王エコーラインをコースに標高差1,400m以上、コース長24.9kmと全国屈指の規模を誇るヒルクライム大会。これはかなり厳しいですよ。坂バカのみなさんの参加をお待ちしています、とのことです。
これは富士ヒル(Mt.富士ヒルクライム)よりもキツそうですね……ガチのヒルクライムレースです。こういったヒルクライムレース、僕は大好きです。やっぱり日本は山が多いということで、ヒルクライムレースが数多く開催されていますね。僕がヒルクライムレースをオススメする理由としては、ケガをしにくい、ケガが少ないという側面もあります。そもそも、坂を登るためスピードがあまり出ないからです。
というわけで、今日はいろいろなサイクルスケジュールを紹介しましたが、全国でサイクルイベントはいっぱい開催されておりますので、今回はそのなかから僕が気になったものをピックアップしてお送りさせていただきました。
7月30日(日)の「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」は、野島裕史のサイクルコラム「第3回 自転車で行くフジロック 2023」をお届けします。お楽しみに!
<番組概要>
番組名:サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国23局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週日曜 朝5:00~5:30(JFN各局の放送時間は番組Webサイトおよびアプリ「AuDee(オーディー)」でご確認ください)
パーソナリティ:野島裕史