自転車で行く「フジロック」!自転車声優・野島裕史&伊藤健太郎が今夏チャレンジ!

声優界随一のサイクリスト・野島裕史がパーソナリティをつとめ、自転車をテーマにお届けするTOKYO FMのラジオ番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。7月30日(日)の放送は、野島が声優仲間と作った自転車チーム「VOICYCLE(ボイシクル)」のメンバーで、声優の“イトケン”こと伊藤健太郎(いとう・けんたろう)さんをゲストに迎え、「第3回 自転車で行くフジロック 2023」をお届けしました。


(左から)伊藤健太郎さん、パーソナリティの野島裕史



◆5年ぶりにフジロック企画が復活!

野島:今回はゲストをお迎えしています!

伊藤:「VOICYCLE」メンバー、声優の伊藤健太郎でございます。よろしくお願いします!

野島:よろしくお願いします。そして、今回は番組プロデューサーの小西くんにもお付き合いいただきます。

小西:よろしくお願いします。

野島:この3人が揃ったということは、6月におこなわれた「富士ヒル(Mt.富士ヒルクライム)」の反省会かなと思われるかもしれませんが、前を向いて漕ぎ続けるのがサイクリスト……ということで我々3人、次なる企画にチャレンジします。その名も「第3回 自転車で行くフジロック 2023」。

2018年以来、5年ぶりとなる企画ですが、これは都内を出発し、「フジロック(FUJI ROCK FESTIVAL)」がおこなわれる新潟県・苗場スキー場まで自転車で行き、フェスを楽しんでくるというもの。総距離約170km以上、12時間の自転車旅。5年前の記憶になりますが、楽しかった記憶しか残っていないですね。

ちなみに、今年のフジロック(「FUJI ROCK FESTIVAL '23」)は、7月28日(金)~7月30日(日)までの3日間。しかし現在、収録しているのは7月初頭……ということで、こんな話し合いの末に企画がおこなわれたんだという感じで、ゆるく聴いていただければと思います。

◆初参加のイトケンは不安でいっぱい!?

野島:「自転車で行くフジロック」は今回で3回目。2016年と2018年に僕と小西プロデューサーで実施しているのですが、イトケンは今回どうして参加することに?

伊藤:富士ヒルのときに(小西プロデューサーと)「(次に)何かやります?」みたいな話になって。

小西:コロナも落ち着いて、富士ヒルもそうですが、サイクリングが純粋に楽しかったんですよ。それで今年はフジロックも通常開催するので、これはぜひお誘いしてみたらいいんじゃなかろうかと思って。

伊藤:お声がけをいただいたら、それはうれしいですよね。それですぐにスケジュールを確認して、空いていたので(日程を)「押さえました!」って連絡して(笑)。

野島:決断が早い! まあ、イトケン自身はロングライドにも慣れていますからね。

伊藤:そうですね。僕は「佐渡ロングライド210」に参加した経験もありますので、1日でマックス210kmまで走ったことはあります。ただ、それ以降、ここ3大会は初参加の方と一緒になるケースが多くて130kmのBコースしか走っていないんですよ。だから久々のロングかもしれないです。

野島:(苗場までは)距離としては170kmですが、行程によっては180km、もしくは190kmほどあるかもしれないのですが、なんとなく頭のなかで旅のイメージはあります?

伊藤:例えば、佐渡ロングライドだと常に海を見ながら(走って)、係の方が交通整理をしてくださっているなかでのライドだから気持ちがいいんだけど、今回は僕たちが自発的に企画したサイクリングだから、特にアテンドもなく国道をひたすら走っていく、(暑い)時期も含めてわりと過酷な旅ですよね。それがちょっと不安と言いますか……。

野島:ちなみに、コースは東京からひたすらほぼ北上していくわけですが、このコースは初めて?

伊藤:たぶん初ですね。僕はわりと南に行くパターンが多くて、北上は初体験になるかもしれません。だから楽しみでもありますが不安も……(苦笑)。

野島:コース的には130~140 kmぐらいまでは平地なんですが、最後に登りが待っているというね。

伊藤:ひろくん(野島)の大好きな登り! それはやっぱりキツいんですか?

野島:それなりにキツいです。でも、富士ヒルよりは楽だけど、それまで結構走っているからね。本番まで約2週間、体調的にはどうですか?

伊藤:特に問題はないけれど、実はこの間、自宅から千葉の富津まで初めて自走してみたんですよ、東京湾沿いを。今回の北上ルートと同じように国道、大型トラックなどが多い道路を走ったんですけど、特に危ないことがあったわけではないのですが、トラックが脇をビュンビュン走り抜けていくなかで、自転車に乗っている自分のような人間がいることが気持ち的に重荷になってきちゃって……。

野島:わかります。申し訳ない気持ちになりますよね。

伊藤:そう。そこも含めて幹線道路のロングライドはやっぱりキツいなと。

野島:(車の)邪魔にならないよう、気を遣っちゃうんだよね。

伊藤:そうなの。しかも、炎天下だったし、そのときは(先輩の)井上和彦さんもいらっしゃったので、いろいろな意味で注意しないといけないことがあって。あとは、そのときはスタート前に仕事があったから(服装が)サイクルジャージじゃなかったのよ。

ボイシクルTシャツとパッドが入った七部丈くらいのパンツで行ったんだけど、ものすごく汗をかいちゃって。珍しく足がつり始めたし、何が怖かったって経口補水液がおいしく感じたからね。

野島:それは完全に体から水分と塩分が抜けちゃっていたんでしょうね。

伊藤:そう。だから、いわゆる暑さ対策に失敗しちゃったから、今回はベテランの2人にそのあたりを教えてもらいたいなと。

野島:真夏のライドになりますからね。

◆いくら食べても大丈夫!? 食も楽しめるライド旅!?

野島:ここからは本番に向けた作戦会議をしていきたいと思います。まずは小西プロデューサーに当日の具体的なスケジュールについて教えていただきます。

小西:今回は7月29日(土)の早朝に出発しようと思っています。道中はそんなにルートがあるわけではないので、コースは1回目と2回目のいいとこ取りで。

ただ、先ほど伊藤さんからもお話がありましたが、時間帯によっては交通量が多いところもあります。大型車両が多いところは経験上なんとなく分かっているので、そこは迂回するルートをとっていこうと思っています。

野島:多少距離があっても安全に、楽しく走れるほうがいいですからね。そして、心配なのはやはり“暑さ対策”ですね。

小西:前回もそうでしたが、気軽に休憩が取れるのも自転車の魅力かなと思いますし、走りやすさでいえば、日本は自動販売機が定期的にあり、コンビニなども豊富にありますので、無理せず3人で話し合い、休憩を取っていければと思っています。

野島:そうですね。(前回も)だいたい20kmに1回、もしくは時間でいうと1時間に1回は休憩していた感じでしたね。

伊藤:いいですね、それぐらいがベストですね。

野島:個人的には食料、補給食を用意することも大事ですが、ライド旅と言うからにはその土地土地で見かけたおいしそうなものを食べるのが楽しかった記憶があります。

小西:そうですね。

野島:サイクルコンピューター計算ですけど、今回の距離だと総消費カロリーがだいたい4,000~5,000カロリーぐらいなんですよ。

伊藤:そうなるとガンガンカロリーを摂取しないとだね!

野島:そうです。いくら食べても大丈夫です(笑)。ちなみに、前回も今までこんなに食べたことがあるかなっていうくらい道中で食べたんですが、結局最後の坂でお腹が空いちゃって。フィニッシュであるフジロック会場でモリモリ食べたんですけど、翌日帰宅して体重を測ったら1kg減っていました。

伊藤:素晴らしい! 俺は普段、インカロリーが多いライドになる可能性が高いから(笑)。

野島:でも、それぐらい食も楽しめるライドにしたいと僕的には思っています。

小西:本当に食べ過ぎるくらいがちょうど良いと思います。僕は2回目のとき、途中でハンガーノックになりました。急遽、道の駅でもなかを食べてことなきを得ましたが。

伊藤:それは怖い!

野島:その土地、その土地で食べるとはいえ、補給食は必ず常備しておいたほうがいいですね。あと、登りはみんなのペースに合わせて登ると疲れちゃうことがあるので、マイペースで登ったほうがいいと思います。

一方で幹線道路は飛ばしすぎず、ゆっくりすぎず、適度な速度で走っていた記憶がありますね。そして、前回個人的に思ったのは、都内を抜けるまでは信号ストップがめちゃくちゃ多い。埼玉の都会を抜けたあたりから気持ちよく走れます。あとは、パンクしたこともあって……。

伊藤:何か踏んじゃったの?

野島:スローパンクでした。僕はチュ-ブラータイヤなので修理にめちゃくちゃ時間がかかっちゃって。しかも、たまたま工具が足りず、近くで工事していた人に工具を借りたりして(苦笑)。やはり、工具とスペアタイアは必須ですね。

さすがに自転車ショップがあちこちにあるわけではないし、あったとしてもママチャリしか対応していなかったりするので。自転車の整備は事前にしっかりしてからスタートしたいと思います。

ここまでいろいろと作戦会議をしてきましたが、天気はもちろん、自分のコンディションもまだどうなるかわからないのでなんともいえないところですが……雨の場合はどうしましょう? 台風が来ていたらやめたほうがいいですけど、曇り時々雨程度であれば行ってもいいのかな?

伊藤:自転車はオールウェザースポーツですからね。とはいえ、あくまでも安全を第一に考えながら。

野島:そうですね。作戦会議だけで終わらないよう、そこはお天道様にお祈りをするしかないんですが、後日また改めて反省会はしようと思っています。ぜひ楽しみにお待ちください。

8月6日(日)の「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」は、引き続き伊藤健太郎さんをゲストに迎えて、「サイクリストの夏休み」についてお届けします。お楽しみに!

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▶▶「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」AuDee(オーディー)音声版
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<番組概要>
番組名:サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国23局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週日曜 朝5:00~5:30(JFN各局の放送時間は番組Webサイトおよびアプリ「AuDee(オーディー)」でご確認ください)
パーソナリティ:野島裕史
番組Webサイト:http://www.jfn.jp/toj

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