声優界随一のサイクリスト・野島裕史がパーソナリティをつとめ、自転車をテーマにお届けするTOKYO FMのラジオ番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。8月6日(日)の放送は、
前回に引き続き、野島が声優仲間と作った自転車チーム「VOICYCLE(ボイシクル)」のメンバーで、声優の“イトケン”こと伊藤健太郎(いとう・けんたろう)さんをゲストに迎え、「サイクリストの夏休み」をお届けしました。
(左から)パーソナリティの野島裕史、伊藤健太郎さん
◆声優には夏休みはない!?
野島:今回も先週に引き続き、この方をゲストにお迎えしています。
伊藤:どうも! VOICYCLEメンバー、声優の伊藤健太郎です。よろしくお願いします。
野島:よろしくお願いします。そして、当番組の小西プロデューサーにも先週に引き続き、お付き合いいただきたいと思います。
小西:よろしくお願いします。
野島:先週は「第3回 自転車で行くフジロック 2023」。我々3人で、自転車でフジロック(「FUJI ROCK FESTIVAL '23」)会場を目指す、そのための企画会議をしたわけですが、今回のテーマは「サイクリストの夏休み」。
この夏から秋口にかけて各々がやってみたいこと、挑戦してみたいことなどを気軽に話していこうというトーク企画でございます。
まぁ、暑いのでたまにはのんびり話をしていこうという企画ですが、僕は基本的に夏が好きです。みなさんは好きですか?
伊藤:好きですよ、四季のなかでも一番好きかな。
野島:同じです。僕も一番好きです。小西プロデューサーは?
小西:夏は好きなんですけど……僕は暑さが苦手でして(苦笑)。
野島:そういえば小西プロデューサーは富山県出身。雪国生まれ、雪国育ちでしたね。
小西:そうなんです。
野島:富山にも夏休みに行けたらいいなと思うんですけど、そもそも夏休みって……基本的に僕ら声優にはないですよね。いわゆる夏休みというものは。
伊藤:そうですね。自分たちで「ここは夏休み!」って決めて、スケジュールをこじ開けない限りないですね。
野島:こじ開けるも何も、レギュラーがあったらこじ開けられないですからね。
伊藤:そこなんだよね。毎週決まった時間に収録があると、どうしても長期休暇という、子どもの頃に体験したような夏休みをなかなか過ごすことができない。
野島:いわゆる有給休暇とかもないですからね。この番組の収録もありますし……小西プロデューサーに「夏休みをください!」って言ったらもらえるんですかね?
小西:それはぜひ。
野島:いいんですか!? そうなんだ(笑)。
伊藤:その代わりに事前にちょっと多めにお仕事してみたいな?
小西:あるいは、夏休みと称してサイクリングに行くとか……。
野島:それは仕事ですよね(笑)。
伊藤:ロケっていうんですよ、それは(笑)。
◆みんなの憧れ、自転車キャンプ!
野島:声優はなかなか長期の夏休みが取れないんですけど、小西プロデューサーのような職業の方はどうですか?
小西:1週間ぐらいであればいただけると思います。
伊藤:1週間はでかい!
野島:そうですね、我々は1週間もなかなか休めないですけど……もし何日かでも休めたら、この夏にやりたいことはありますか?
伊藤:やっぱり海に行くためのライドとか。
野島:気が合いますね~。僕もそれが一番好きなんですよ。海ゴールってテンションが上がるよね。
伊藤:最高ですよ。
野島:夏ならではという感じがしますね。あとは海以外にもキャンプやバーベキューっていうのもありますよね。
伊藤:キャンプは僕も興味があるんですけど、なかなか手が出せずにいて。いつか自転車キャンプをやってみたいですね。
野島:実は小西プロデューサーはキャンプ好きで、テントもお持ちですよね?
伊藤:自転車にキャリーをつけて、テントとか荷物を持って行くんですか?
小西:自転車キャンプは僕もまだやったことがないので、いつかやってみたいなと。
野島:それは僕も憧れがある。1人用のテントやシェルフとか、いかに軽いものを選ぶかを考えながらカタログを見たり、妄想するのがすごく楽しいんですよね(笑)。
伊藤:やっぱり(テントに持っていく道具は)“軽さ”が命なんですね。
野島:自転車に積むからには、軽い方がいいよね。それに、ご飯もキャンプ場に行く途中にコンビニに寄って買ってもいいんですけど、それではちょっと気分がね。やっぱり火をつけて、ご飯を炊きたいじゃないですか。そうなると調理用具とかも自転車に積みたい。
伊藤:食材とか調理用具とか、自転車にどこまで積めるかだよね。
野島:自転車の車種にもよると思うんですが、僕は「Surly(サーリー)」のBig Dummy(ビッグダミー)という、とにかく積載量のある自転車を持っているんですけど、それなら相当積めると思います。それこそ旅用の自転車なので。
伊藤:いいですね~。
野島:でも、そうなってくると、撮影機材とかも積みたいですよね。
伊藤:そうね。僕も(自転車旅に出ると)どうしても景色を撮りたくなってしまうので、カメラ周りで重量がかさんでしまうというのは常に戦いとしてありますね。
◆野島がやりたいのはビアーベキュー!?
野島:小西プロデューサーはこの夏、やりたいことはありますか?
小西:もしお休みをいただけたら、(広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ)しまなみ海道へ、また走りに行きたいなと思ってます。
野島:いいですね! “ザ・夏休み”。しまなみ海道は本当に気持ちがいいですよね。
伊藤:いいな~、僕は1回も(しまなみ海道は)行ったことがないんですが、小西さんはもう何度も?
小西:そうですね、次に行くとすれば8回目です。
伊藤:しまなみマスターじゃないですか! 7回行ってもまだ行きたいっていう、その魅力とは?
小西:今回に関しては、凪良ゆうさんの「汝、星のごとく」(講談社)という小説があるんですけど、その舞台がしまなみ海道で、とても重要な役割を担っているんですよ。
伊藤:なるほど。それはいわゆる聖地巡礼的な意味合いですね。
小西:まさにそうですね。
野島:それは楽しそうな夏の企画ですね。僕自身は、夏の自転車イベントにはあまり参加したことがなく、今年も(予定は)ないんですけど(笑)、夏といえばビア……バーベキュー!
伊藤:今、ビアって言ったよね(笑)。ビアーベキューって(笑)。
野島:さすがイトケンはもう(付き合いが)長いからわかっている。僕にとってはバーベキューとビールはセット。なのでビアが先に出ちゃったんです(笑)。ビアーベキューやりたいですね(笑)。(ビールが飲めるなら)自転車で行かなくてもいい!
伊藤:自転車じゃなくてもいいんだ(笑)。
野島:夏はやっぱりビアーベキューがいいですね、川沿いとかで。(自転車は)輪行バックに詰めて飲む。バイシクル(Bicycle)もビア(Beer)も(頭文字が)“B”だし、僕は“B”がつくものが大好きなんですよ。
伊藤:そうか、俺たちはVOICYCLEじゃなくて、BEERCYCLE(ビアーシクル)だったんだね(笑)。でも、確かにVOICYCLEも走った後には打ち上げでBEERCYCLEになる(笑)。
野島:だから僕らは全員輪行バックを持っているよね。でも、やっぱり夏といえばビアですよ。自転車番組じゃなくなっちゃいましたけど、みなさん、自転車に乗るときは必ず輪行バックを持って、それからお酒を飲んでくださいね。そして、リスナーのみなさんも今年の夏休みを楽しく、安全にお過ごしください。
8月13日(日)の「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」は、野島裕史のサイクルコラム「ハーフマラソン」をお届けします。お楽しみに!
<番組概要>
番組名:サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国23局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週日曜 朝5:00~5:30(JFN各局の放送時間は番組Webサイトおよびアプリ「AuDee(オーディー)」でご確認ください)
パーソナリティ:野島裕史