初のハーフマラソンで猛省…自転車声優・野島裕史「マラソンに挑戦するときはテーピングは大事」

声優界随一のサイクリスト・野島裕史がパーソナリティをつとめ、自転車をテーマにお届けするTOKYO FMのラジオ番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。8月13日(日)の放送は、野島裕史のサイクルコラム「ハーフマラソン」をお届けしました。


パーソナリティの野島裕史



◆野島がハーフマラソン初挑戦! 一抹の不安も…

野島:今日のコラムテーマは“ハーフマラソン”。もはや、全然自転車じゃないですね(苦笑)。でも、スポーツを楽しむという共通点と、(趣味のひとつである)トライアスロンは“スイム・バイク・ラン”という話を、この番組ではしょっちゅうしているので、そういう意味では“ラン”ということで、ハーフマラソンの話もアリなんじゃないかと思います(笑)。

ハーフマラソンは今回が初挑戦だったんですけど、きっかけはロードバイク仲間でもあるアニメ監督さんのお誘いでした。その監督には僕がトライアスロンをやっていることを伝えていたので(ハーフマラソンに)出てみないかという話になったんですけど、そうはいっても普段ジョギングは週1~2回、6km程度を走るくらいで、最も長く走ったのがトライアスロンの10km。ハーフマラソンはその倍以上、21kmを走るのでまったくの未知数。「どうなるのかな……!?」みたいな思いはありました。

ただ、体力的には自信があるので“ゴールはできるだろう”と思っていたんですけど、心配だったのは膝などの関節に痛みがくるんじゃないかなということ。自転車もスイミングも膝への負担はまったくかからないんですけど、ジョギングは10km近くも走ると“あれ!? 膝が痛いな”と思ったことが何度かあったので、それは心配の種ではありました。

マラソンを走る先輩に聞くと「膝は鬼門」と話していたので、それを克服するためにも週に最低2回、6kmぐらいのジョギングを繰り返し、本番までに1度は20km以上走っておこうと思ったんですけどね、これがなかなか……。

体調や天気、何よりも仕事のスケジュールもあって、結局10kmを走ることなく、全然トレーニングができないまま本番を迎えるという、僕にはありがちの展開。なので、(ハーフマラソン)前日にラン用の膝サポーターとテーピングを保険として購入して臨みました。

◆出足は好調だったものの12km辺りで異変が…

そして本番当日。当時は梅雨が明ける前で、しかも時間は早朝とあって気温は涼しい状態。とはいえ、昼間は30℃を軽く超えるという予報でした。早めにゴールをしないとどんどん暑くなるし、(このハーフマラソンは)30℃を超えたらラン禁止、熱中症予防のため歩かないといけないというルールだったので、最初から少しでも早く走ろうと思っていたのですが……。

膝サポーターやテーピングをするとぶっちゃけ膝が暑いんですよね。汗が溜まって蒸れて、かぶれたりして逆に走りづらくなるので、とりあえず何もつけずに、痛みが出てきそうになったらテーピングをしようと思ってスタートしました。

早朝6時30分、8,000人が分かれてスタート。始めは気持ちよく走ることができて、周りのペースもあったのでいつもの6kmジョギングよりも速いペースで走ることができました。そして6kmは余裕。自己ベストである10kmを超えた辺りでもまだまだ余裕で、「普段走っているから大丈夫かもな。むしろハーフマラソンは余裕なんじゃないか?」と思うほど余裕をかまして走っていました。

ところが12km辺りから“あれ? 足が重いな”と思い始めて……。とはいっても体力的には全然大丈夫だったので、しっかり水分補給をしながらグイグイ走っていたのですが、15kmを過ぎた辺りから来ましたよ、膝(の痛み)が。膝というか、右膝の皿の右側面あたりの筋肉・筋繊維がピリピリと痛くなってきたんですよね。でも、激痛ではないのでまだテーピングは必要ないし、何より残り6km。普段ジョギングで走っている距離なので「これはもういけるだろ!」と思って、テーピングをせずに走っていたのですが……。

18km付近になると、全然スピードを出せないくらいの痛みに変わってきたんです。「いよいよテーピングが必要かな!?」と思ったんですけど、残りは3km。ある程度タイムも稼ぎたいし、テーピングをするにしても5~10分ぐらいのタイムロスがあるし。だったら、あと3kmなんだからペースは多少落ちてもいいから頑張って走っちゃおう、“気合いだ!”と思って走ったんですね。

痛い、痛いと思いながらも走り続けて、ゴール会場もようやく見えてきた残り1kmで、たぶん右膝をかばいながら走っていたからでしょうね……捻挫していた左足首に痛みが……。

いよいよ早歩き程度の速さでしか走れなくなってきたけど、残り1kmを切っている状態だったので、いち早くゴールしたいという思いで激痛と戦いながらそのままゴールしました。かなり痛みはあったものの、苦労のかいあって達成感はすごくありました。

そして、足も軽傷で2日程度で完治したんですけど、反省点としては素直に初めからテーピングをすればよかったなと(笑)。

やはり、マラソンに挑戦するときはテーピングは大事ですね。ジョギング・ランは相当足に負担がかかるスポーツなんだなということを改めて感じたのと同時に、僕の憧れでもあるフルマラソンへの挑戦はまだまだ先だな、ということを思い知らされたハーフマラソンでした。

8月20日(日)の「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」は、野島裕史のサイクルコラム「自転車とSNS」をお届けします。お楽しみに!

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▶▶この日の放送内容を「AuDee(オーディー)」でチェック!
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<番組概要>
番組名:サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国23局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週日曜 朝5:00~5:30(JFN各局の放送時間は番組Webサイトおよびアプリ「AuDee(オーディー)」でご確認ください)
パーソナリティ:野島裕史
番組Webサイト:http://www.jfn.jp/toj

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