山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組
「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」
(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。10月26日(木)の放送では、古代ギリシャ研究家の藤村シシンさんが登場。ギリシャにハマったきっかけやギリシャ神話のトリビアについて聞きました。
(左から)パーソナリティの山崎怜奈、藤村シシンさん
◆きっかけは「聖闘士星矢」
古代ギリシャ人を模した普段着が目を引く藤村さんですが、この日は全身緑色に統一した服装にブドウの葉の冠をかぶり、胸元にはチェーン、さらには、左の中指にはヘビの指輪をはめて登場。その姿に「左の中指にヘビを巻きつけてきたのは、ゲスト史上いないです。『ハリー・ポッター』でしか観たことがない(笑)」と驚きを隠せないれなち。
そんな藤村さんがギリシャにハマったきっかけは、意外にも高校時代に友達からオススメされたアニメ「聖闘士星矢」。なかでも“神殿の柱の描写”に目が留まったと振り返ります。
「特に柱の砕かれ方がすごくて、戦っている最中に柱にたたきつけられたときも、ちゃんと古代特有の割れ方なんですよ、例えば“(殴られた衝撃で)柱が砕かれても、隣の柱には衝撃がいかない”みたいな。私はそれまで、(アニメで描く)絵の背景ってもうちょっと(簡単というか)ふんわりしたイメージしか持っていなかったのですが、そういう拳で殴り合っているシーンの背景を観て“物理的にこうやって(振動や衝撃が)伝わっていくものなんだ!”っていう感動がありました」と熱弁します。
◆ギリシャ人にとって重要なイカロスの話
“人工の翼で空を飛んだ”という日本人もよく知るギリシャ神話のイカロスの話がありますが、藤村さんによると、古代ギリシャ人にとって、人生における重要な教訓が含まれていると言います。
「彼らにとって人生で一番大事なことは、ヒュブリス(慢心)をしないこと。神に近づこうと自分の能力を過信すると、その瞬間に雷が落ちる。なので、古代ギリシャでは“ヒュブらない”ことが肝心」と解説すると、「そんな略し方をしてもいいんですか? パリピだなぁ(笑)」と突っ込みを入れるれなち。
また、9月にギリシャへ行った際には、北西部にあるアケローン川の川下りを体験してきたという藤村さん。アケローン川は、ギリシャ神話では“冥界の入り口”にあるそうで、「そういう場所って、おそらく“湿気がすごい”“カラスがカーカーと鳴いている”みたいな陰気なイメージを想像すると思うんですけど、実際はきれいな水色! ギリシャくらいの陽気な国になると、冥界の川もかなりパリピだった(笑)」と話していました。
<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈