野島裕史の大先輩、声優・井上和彦の新たな挑戦!2024年の「Mt.富士ヒルクライム」に参戦表明!

声優界随一のサイクリスト・野島裕史がパーソナリティをつとめ、自転車をテーマにお届けするTOKYO FMのラジオ番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。11月26日(日)の放送は、野島が声優仲間と作った自転車チーム「VOICYCLE(ボイシクル)」のメンバーで声優の井上和彦(いのうえ・かずひこ)さんをお迎えしてお届けしました。


(左から)パーソナリティの野島裕史、井上和彦さん



◆声優・井上和彦が自転車に目覚めたきっかけ

野島:今回は素敵なゲストをお迎えいたしました! (声優の)大先輩であり、VOICYCLEのメンバー、井上和彦さんです。よろしくお願いします!

井上:井上和彦です。声優をやっています。自転車はまだまだ初心者ですね。

野島:今、何年目ですか?

井上:数えてみたら4年目になりますね。2019年の秋にヒロくん(野島)たちと自転車を見に行って。僕が自転車を「買う」と言ったら、みんなが「自転車を買う会議」を開いてくれましたね。

野島:そうなんですよね、我が家で(笑)。そして、VOICYCLEメンバー全員で買いに行きましたね。

井上:その後、(翌年)1月にサイクリングに行って……あのときは結構なメンバーで行きましたね。(落合)福嗣くんや(勝)杏里とか。

野島:当番組のプロデューサー、小西プロデューサーに伊藤健太郎くん。あとは僕と和彦さんの6人ですね。

井上:そのときはヒロくんが「僕が先頭を走りますから、和彦さんついてきてください、ゆっくり行きますよ!」って言っているのにすごく速くて。「何言っちゃってるの、無理でしょ」って思ったよね(笑)。

野島:僕の後ろを走っていた勝杏里くんが「巡行30km/hくらいで行けますよね」と言っていたから、それくらいで走っていたんですけど、よく考えたら無理でしたね(苦笑)。当時はまだ乗り始めたばかりでしたからね……何歳で乗り始めたんでしたっけ?

井上:僕は65歳で自転車に乗り始めました。その前、10~20年くらい前に1回(自転車を)買ったことはあるんですよ。でも、2週間で盗まれちゃいまして。それで遠ざかっていたんですけど、(宮城県)石巻にある石ノ森萬画館の所長に「『ツール・ド・東北』に出ませんか?」って言われて。

野島:ロードバイクを再開したきっかけは「ツール・ド・東北」だったんですか?

井上:そうなんです。それで自転車を買って、翌年出ようと思ったらコロナで中止。それで去年、念願叶って初めて「ツール・ド・東北」に出て65km走ったんですけど、今年は100kmも。

野島:一緒に走らせていただきました。

井上:他にも影山ヒロノブさんと遠藤正明さんも一緒で、あれは楽しかったな~。

野島:本当に楽しかったですね。この番組でもたっぷり語らせていただきましたが、(「ツール・ド・東北」は)食べ物もおいしいですし。

井上:そうそう。景色も良いし、周りの人も温かったね。沿道の皆さんもそうだし、休憩のところでは皆さん大漁旗を振って待っていてくださって。感動しました。

野島:僕もああいうライドが一番好きですね。観光しながら地元の人たちと交流し、さらにはおいしいものを食べながら走る。

井上:復興支援のために始まった大会ですけど、応援しているはずがいつの間にか応援されていたという、それも感動しました。

◆野島裕史もビックリ! 井上和彦の大きな挑戦

野島:コロナになって自転車に乗る機会が減ってしまったと思うんですが、当時、僕は伊藤健太郎くんと「和彦さん、このまま自転車に乗らなくなったらどうしよう」って心配していたんですよ。でも、そんなことはなく今も結構乗っていらっしゃいますよね。

井上:そうですね。だいたい食べ物に釣られています。マグロを食べに行こうとか(笑)。

野島:(笑)。伊藤健太郎くんがいい企画をしてくれるんですよね。

井上:そうなんです。それに釣られて行くっていう。しかも、少人数で行くので僕のわがままも聞いてくれる。「ちょっと無理、休ませて!」って言ったら休ませてくれるし。以前ヒロくんとも(東京都檜原)都民の森に行きましたね。

野島:行きましたね~、ひたすら(山を)登るっていう。

井上:まだ寒い時期、2月くらいだったと思うんですけど、最後(フィニッシュまで)2kmくらいのところで僕が両足をつってしまって。あのときはヒロくんに面倒を見てもらいましたが、それが悔しくて悔しくて。あの後、リベンジしたんですよ。

野島:すごいですね。リベンジに行ったんですね。

井上:(伊藤)健太郎と一緒に行って。ゆっくりですけど、上まで行きました。1回ダメだと悔しくてもう1回行っちゃうんですよね。

野島:なぜそこまで(自転車に)ハマっているんですか?

井上:なんでしょうかね(苦笑)。声の仕事もそうなんですけど、悔しいと思うとそこに向かっていきたくなるんですよね。

野島:じゃあ、登りは向いているかもしれませんね。

井上:いや、向いていないです(苦笑)。でも……来年は「富士ヒル(Mt.富士ヒルクライム)」に出ようかなと思っていて。

野島:その発言は衝撃的でした!

井上:来年70歳になるんですけど、挑戦しようと思って。それでこのあいだ健太郎と「富士ヒル」のコースに行ったんですよ。そうしたらシューズを忘れてしまって(笑)。結局、フラペ(フラットペダル)で行こうと。

(フィニッシュまで行くのは)絶対に無理だとわかっていたんですけど、せっかく来たからには行けるところまで行こうと思って、四合目過ぎまで行きました。

野島:本当ですか! フラペで初挑戦でそこまで行けたのでしたら、来年の本番が楽しみですね。ぜひ来年は僕らと一緒にVOICYCLEチームで。

井上:挑戦したいですね。VOICYCLEのゆっくりチームのほうで(笑)。あと、今年は佐渡ロングライド210にも行ったんですよ。そこで130kmヒイヒイ言いながら走って、最後に両足をつっちゃって(苦笑)。皆さんに手伝ってもらってゴールした瞬間に「来年は210kmですね!」って言われて。

野島:(笑)。

井上:ちょっとは褒めてほしいよね、130km走ったんだから。ひどいですよね、自転車乗りは(笑)。

野島:みんなスパルタですからね(笑)。

井上:あとは健太郎に「大島に行きましょう!」って言われて行ったらすごい坂ばっかりで。「ここに行けば『ツール・ド・東北』も楽ですから!」とか言って、走るのは50km弱なんですけど、獲得標高は1,000m近くあるんですよね。

野島:そうなんですよね、大島はしっかり登るんですよね。

井上:悔しかったから、その後もう1回行きました(笑)。

野島:もう1回行くっていう、その年齢でそのエネルギーがすごい!

井上:65歳を過ぎて自転車を始めようという人なんていないですよね(苦笑)。でも、65歳以上の方に聞いてほしいんですけど、もしも今から自転車をやりたいという人がいたら絶対にやったほうがいいです。

(65歳にもなると)いろいろと守りに入っちゃうと思うんですが、そこでちょっと無理をしてみる。それがいいと思います。それに、自転車は全身を使って、反射神経も使うので老化や衰えに歯向かえるというか。

野島:衰えるどころか、成長を感じますよね。

井上:そうですね。競争するのではなく、自分の体力をちょっとずつ上げていく、そんな気持ちでやっていくと楽しい自転車ライフが送れると思います。


(左から)井上和彦さん、パーソナリティの野島裕史



◆井上和彦も楽しみの「THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2023」

野島:そんな自転車大好き声優の和彦さんですが、12月3日(日)に多摩地域でおこなわれる自転車ロードレース大会「THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2023」のパレードランへの参加が決定しています。

井上:大変にありがたいことですけど、私が出ていいのかなと。初めてのことなのでどうしよう(苦笑)。

野島:今の心境は?

井上:立ちゴケしないようにしないと(笑)。

野島:確かに(笑)。後ろに大勢の選手を引っ張っていくわけですからね。

井上:スタートしてすぐに坂があると聞いて、また騙されたと思いました(笑)。でも、こうした華々しいレースを生で観たことがないのでとても楽しみです。

野島:改めて紹介させていただきますと「THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2023」は、東京2020大会の自転車ロードレースの舞台となった都内のコースを中心に、多摩地域の8つの市、八王子・町田・多摩・稲城・府中・小金井・調布・三鷹をまたぐ本格的なロードレースです。このエリアを自転車で走ったことはありますか?

井上:あまり行ったことはないですね。

野島:僕は小金井市や三鷹市に住んでいたことがあるので馴染みがあるんですが、この辺りは東京のなかでも徐々に景色が広くなっていく雰囲気があって、多摩、町田、八王子あたりまで行くと空気がきれいになってくるんですよね。郊外で走りやすいイメージの地域です。

それに、三鷹市には「三鷹の森ジブリ美術館」や井の頭公園、小金井市には小金井公園があり、水木しげるさんが約50年暮らした調布市には鬼太郎通りがあって、漫画やアニメにまつわる聖地も多い地域なんですよね。

そんな地域でおこなわれる、スタートとフィニッシュが別の“ワンウェイレース”。これはとても貴重だと思います。しかも、距離にして男子エリートは72.6km、女子エリートは49.8km。男子パラサイクリング タンデム タイムトライアル23.7km。女子パラサイクリング タンデム タイムトライアル17.6kmというレースになっており、エリートは男女ともにパレードランをする富士森公園をスタートし、武蔵野の森公園前スタジアム通りでフィニッシュ。

パラサイクリングは男女ともに味の素スタジアムあじペン広場をスタートし、武蔵野の森公園前スタジアム通りでフィニッシュとなっています。

井上:これは沿道で応援ができるわけですよね。間近で選手たちが(観られる)。

野島:もちろんです。迫力がもうすごいんですよ。風を切る音、(自転車が)路面を走る音は迫力があるので、ぜひ和彦さんも楽しんでいただきたいと思いますが……残念ながらそろそろお時間となってしまいました。

井上:やっと出られたのに!? 4年前から「出たい、出たい!」と言っていたのに(笑)。

野島:本当ですか!? 和彦さんはVOICYCLEチームで勝杏里くん、伊藤健太郎くんに続いて3人目のゲストでした。

井上:最後にならなくてよかったです。

野島:改めて12月3日(日)に開催される「THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2023」でパレードランに参加される井上さんから当日の意気込み、そしてリスナーにメッセージをお願いします。

井上:とにかく頑張りますよ。こんなにすごい大会のパレードランに出られるのはとても光栄なことですし、一生自慢して生きていきます。

12月3日(日)の「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」は、野島裕史のサイクルコラム「サイクリスト野島の気付き」をお届けします。お楽しみに!

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▶▶この日の放送内容を「AuDee(オーディー)」でチェック!
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<番組概要>
番組名:サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国23局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週日曜 朝5:00~5:30(JFN各局の放送時間は番組Webサイトおよびアプリ「AuDee(オーディー)」でご確認ください)
パーソナリティ:野島裕史
番組Webサイト:http://www.jfn.jp/toj

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