パーソナリティをつとめるクリエイティブ・ディレクターの鈴木曜さんが、
様々な分野で活躍している方をゲストにお迎えし、
自分と向き合い、心を"整える"ことそのヒントを探していきます!
第68回ゲストは、
クラフトサケ醸造所「haccoba」オーナー/醸造家・佐藤太亮さん
福島を拠点に活動している佐藤さん。
お酒造りのこだわり、オススメのお酒のご紹介、
そして「心と体の整え方」をじっくり伺います。
Q:2021年に立ち上げられた
「haccoba」を紹介して下さい
A:広く言うと日本酒、でも本来使わないような原料もお米と一緒に発酵させて作っていく新しいジャンルのお酒を造っている。
まず「楽天」にいて、そのあとIT系のスタートアップ企業に勤めていたが、大学時代に石川県の能登の方で街づくりに関わる仕事を半年やって
その時、街づくりや地域を作っていくかというキープレイヤーに醸造家がいて、生き方や酒蔵を営むことにカッコよさを感じたのが一番最初。
Q:酒造りは大変ですか?
A:微生物の営みと向き合っていく仕事なので「前と同じ条件でやったはずなのに」という事が多い、
お米作りから考え出すと果てしなくて、コントロールが効かないという前提がある。
思い通りにいかなかったときのリカバリーの引き出しの多さや経験値が無いと大変。
ゴールが無いので永遠に経験値を積んでいく仕事。
Q:これはどんなお酒ですか?
A:フランス語で緑を意味する『vert(ヴェール)』という名前で、
お米と一緒に「ジン」を蒸留した時に出るボタニカルのカスを発酵させて作ったお酒
ラベルをエチケットの裏には物語が書いてあって、本の栞とか日常で使っていただけるサイズ感にしている。
ジンで使われているボタニカルのカスが入っているので後味や風味が広がる。
【クラフトサケ醸造所「haccoba」オーナー/醸造家・佐藤太亮さんの整いソング】
アルバム『土 -D-』から Memories Of Workers/Gotch(D2021)
D2021という坂本龍一さん、アジアンカンフージェネレーションのGotchさんが主宰している団体とコラボして
お酒と音をお互いに作った。
酒蔵の発酵音などが入っている、菌を呼ぶための労働歌があってそれも入れてもらった。
Q:整ったり、自分と向き合う時間は?
A:お酒を造る作業は単純な作業や待つ時間がある、例えば近所の方の家に水を汲みに行った時に待っているときや
お米の精米をしている時などが何も考えずに整う。
Q:これから挑戦してみたい事は?
A:一番は自由なお酒造りの文化を現代的なカタチで蘇らせたい。
次はベルギーで酒蔵をやろうと計画していて、ベルギーはビール文化が盛んでローカリティのある作り方があるので
それを融合させたような日本酒が作れるのではと思っている。
今時代として定義の通りに作るよりも、もっと原始的な作り方に戻った方が文化として面白いのでは?と感じている。
【鈴木曜の放送後記】
ごちそうさまでしたwww
話す言葉に芯が通ってて強さを感じた、こだわりも随所に感じた。
トーク模様は、radikoタイムフリーやAuDee、
ポッドキャストで聴く事が出来ます。
そして、番組では、あなたの「整う曲」へのリクエストや
「自分と向き合う」と聞いて思うことなど、メッセージを募集しています。
採用させて頂いた方には、
グルーミングブランド「AUGER」の
オリジナルキャップ(非売品)、コンパクトミラー(非売品)
人気のシステムカミソリのいずれかをプレゼントします。
どちらが希望かもお書き添えの上、番組HPのメッセージフォームから、送って下さい。
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