番組MCの蒲田健による放送後記
今回は社会学者の橋爪大三郎さんです。
2017年は結成300年のメモリアルイヤー
橋爪大三郎さんの最新刊「フリーメイソン・秘密結社の社会学」
戦隊ヒーローものの敵役は「世界征服を企む"秘密結社"」と相場が決まっている。
では現実の秘密結社とはいかなるものなのか?
世界で最も有名な秘密結社と言っても過言ではないフリーメイソン。
秘密という部分に過剰にスポットが当たると怪しげな陰謀論の格好のネタになるがその内実はキリスト教に根ざした友愛を根本とする社交サークルである。
高い志を持つものが集う勉強会という見方もできるだろうか。
そのサークルはしかし誰もが自由に出入り出来るわけではない。
入会するためには一定の条件をクリアする必要があり
それによって組織の質と安定性が担保される。
そしてそのメンバーを識別するために言わば通行手形としての
メンバーのみが知る「秘密」があるのだ。
歴史的経緯、社会的意義がわかれば怪しいイメージは払拭される。
世界的組織の理解の大きなアシストとなる一冊である。
「知の刺激 受けて互いに 高め合う
怖くはないぞ 秘密結社」
PSお話を伺って、素敵な人脈が出来そうなイメージになり興味が湧いてきましたが
この程度の邪な動機では入ることはままならないかな?