(左から)伊澤恵美子、山田玲司
◆碇ゲンドウにフォーカス!
1995年に初めてテレビシリーズが放映された「新世紀エヴァンゲリオン」。主人公・碇シンジがエヴァンゲリオン(人型汎用決戦兵器)に乗り込み、敵・使徒と戦うストーリーのアニメですが、その巧みな心理描写や複雑な作品構造が話題になりました。
アニメが放映されたのはバブル崩壊後のため、山田は「バブル崩壊で両親がそれどころじゃなくなって、親と切り離された子どもたちがたくさん出てきた。『捨てられた子どもたち』みたいな世界を代弁してくれたのが碇シンジ君」と解説します。
今回は作品そのものや主人公・碇シンジはさておき、シンジの父であり、敵とも言うべき存在である碇ゲンドウにフォーカス。「碇ゲンドウ 恋愛裁判」のトークテーマで、碇ゲンドウの恋愛模様を語り合っていきます。
伊澤:碇ゲンドウにスポットが当たることって、そんなにないんじゃないでしょうか?
山田:(エヴァは)「スターウォーズ」だからね。父と子の問題なんですよ。「スターウォーズ」もバグった父さんとの問題だし、日本だと「巨人の星」の星一徹っていう代表的なバグった父さんがいるでしょ。
こうした物語では、戦争体験など何かしらの理由で父親がPTSD(心的外傷後ストレス障害)を抱えていることで、息子との軋轢が起きていると解説する山田。ゲンドウについて、「恋愛という戦場にいたんですよ。あれは、恋愛PTSDなんです」と分析しました。
◆碇ゲンドウが大学サークルにいたら…?
碇ゲンドウは妻・碇ユイのほか、ユイのクローンである綾波レイ、ネルフで働く赤木リツコとその母など、さまざまな女性と恋愛関係(もしくはそれに準じたもの)を築きます。伊澤はネルフ本部を「大学サークル」のようだと例えました。
伊澤:大学のサークルが地下にあったら、絶対にみんなバグるじゃないですか(笑)。だからすぐに好きになっちゃう環境ではあるんでしょうね。
山田:碇ユイさんって、サークルクラッシャー?
伊澤:いや、ユイさんは運命の人だったと思うんです。だからちゃんと碇ゲンドウが好きで結婚したと思うんです。
山田:ユイさんの気持ちがわかるんですか?
伊澤:逆に私はユイさんの気持ちがわからない。閉塞された空間のなかに男がいて、頭が良くて乱暴で「なんで王様なの?」って思ってるんだけど、プライドが高い高学歴女子は「なんで私、こいつのせいでドキドキしてるの?」ってなりそう(笑)。
山田:うわぁ~、そうか~!
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<番組概要>
番組名:山田玲司とバグラビッツ-
配信日時:日曜22:00配信
パーソナリティ:山田玲司、伊澤恵美子
番組Webサイト:
https://audee.jp/program/show/100000214