【シェリーめぐみ from NY】
今日も、シェリーめぐみさんにお話を伺いました。
アメリカのミレニアル世代がチェックしている未来が見えるポップなニュースで世界の今をキャッチアップ!
今週土曜日は9/11同時多発テロから20年を迎えます。
昨夜は空に映し出される二本の青い光の柱、トリビュートインライトが灯りました。
こんなに世界に大きなインパクトを与え世界を変えた出来事の割には、20年後のニューヨークは遺族による追悼式があるだけで、コロナの影響もあるのか他に大きな集まりのようなものはないんだそうで、風化を懸念する声も上がっています。
その代わり、多くのドキュメンタリー映画や番組が公開・放送されていて、20年経った今、アフガニスタン問題が再燃していることもありもっとこの事件を俯瞰して振り返り、深く知りたいという動きがあることも事実だそう。
中でも話題になっているのはスパイク・リー監督のドキュメンタリー「NYC Epicenters 9/11-> 2021½」で9/11とパンデミックをつなげると言う野心的な4回シリーズ。9/11まで毎週ケーブルチャンネルで放映されるんだとか。
スパイク・リー監督といえば80年代の「ドゥ・ザ・ライト・シング」、90年代の「マルコムX」、去年の「ダ・ファイブ・ブラッズ」まで、黒人を取り巻く境問題や歴史を鋭く抉りながらも地元ニューヨークへの温かい眼差しとユーモアを交えた独特の作風で世界的に愛され高い評価を受けています。
「エピセンター」とは英語で震源地。9/11と去年のパンデミック初期に世界最悪の感染都市となったニューヨークはコロナでもエピセンターということでこのタイトルになったんだとか。
2つの悲劇的な出来事にニューヨーカーがどう向き合ったかがテーマで、リー監督が200人以上に直接インタビューし、逆境に立ち向かう強さや助け合う姿を描いています。
同時にその陰にある不正や欺瞞も告発。
例えば9/11直後、当時の環境保護庁長官がグラウンド・ゼロの大気は安全とする発言をしたために、救助復旧に当たった多くの人が呼吸器疾患やガンになるという悲劇が。
また、コロナに関してはトランプ元大統領とクオモ元NY州知事のエゴのために重大な情報が伝達されず、多くの人の命が落とされてしまったことなどを検証。未解決の2つの出来事をつなげて今のアメリカを炙り出そうとする挑戦。
日本での効果はまだ未定ですが、是非オススメしたいとのこと。
シェリーめぐみさんのサイト“MEGUmedia-New York”はこちら!
https://megumedia.com/
【MUSIC PLANET】
この時間はアメリカ出身で、現在日本でタレントやMCとして活躍し、日本の曲に英語の歌詞をつけて歌うシンガーとしても活躍しているネルソン・バビンコイさんにお話を伺いました。
ネルソンさんが日本に来たきっかけは、ネルソンさんの地元の姉妹都市が群馬県にあったそうで、学生の時に短期留学した時に日本を大好きになったのがきっかけなんだとか。
2006年にYouTubeに日本の曲を歌ってアップしてみたら反響がかなりあったんだそう。自分の好きな日本の曲を英語にして韻を踏んだりするような英語の歌詞にしたりすることで自分の作詞の能力を上げていこうと思ったそうです。
ネルソンさんが初めて好きになったのはDragonAshだそうで、それをきっかけに日本の曲をいろいろ聞くようになりMr.ChildrenやRIP SLYMEなど様々な日本のアーティストの曲を聴くようになったんだとか。
ネルソンさんはこれまでにセカイノオワリの「ANTI-HERO」の歌詞や「パプリカ」の歌詞の英語バージョンの作詞に協力しているそうです。
英語バージョンにするときは日本語の歌詞が言おうとしていることはなんなのか、行間を読んだりあえて言葉にしていない部分を読み取って英語にどうやって落とし込むか、英語の歌詞を読んでも「日本語素敵だな」と思ってもらえるような歌詞にできるように気をつけているんだとか。
9月1日に新曲「In These Arms」を配信リリースしましたが、これは加藤登紀子さんの「この手に抱きしめたい」の英語バージョンなんだとか!
英語バージョンの歌詞は加藤さんと協力して作ったそうで、日本語バージョンとは少し違った雰囲気を感じてみてほしいとのこと。
今後は昔の名曲を英語版にして、昔の曲・原曲につなげていけるような活動をしていきたいとのことでした。
ネルソンさんの活動など詳しい情報はこちらをチェック!
https://www.nellybc.com/