■作者:道脇 歳雄(ミチワキ トシオ)
■タイトル:「タコ」
■画材・作成年など:ジャンル「立体作品」 アルミ 針金・グルーガン ・ティッシュ・マジック サイズ:縦1150 ×横 1150 ×高さ 260 mm 2020年度
■プロフィール
1958 年 生まれ。長崎県五島市出身。 30 歳の時神戸に移り住み、現在に至ります 。
2010 年に絵を描き始めその後立体の制作を手掛けるようになりました。
ペットボトルなど身近にある無機質な素材を使い、温もりのあるいきものを生み出します。
その後、針金をコイルして、カニ、タコ、魚などを作るようになります。
その技法はどんどん進化し、リアリティのある作品は見る人を楽しませます。
■作品について
直径1mmの アルミ針金を箸に巻き付けたものを数本束ねて針金でとめて 腕 や 胴部 を成形 し、吸盤は透明のグルーガンを用いました。
アルミ針金は7 色を用い、タコの 体色の リアリティを追求。
アルミ針金の総延長は約1 ㎞ 、使用したグルーガンスティックは 150 本にもなります。
総重量は、5 、6 ㎏。 タコの体表のヌメリ感や眼 を表現するのに苦労しました。
生まれ育った五島の海で獲ったタコの思い出を辿りながら、また自分自身もタコの気持ちになり切り制作しています。(道脇 歳雄さん)
(コメント)
くるくる巻いた針金を繋ぎ合わせて動物の形にしたり、使用済みのペットボトルの各パーツをグルーガンで繋ぎ合わせて生き物を作ったり、
道脇さんの独創性には歯止めがかかりません。
気がのらない時は全く創作活動をしませんが、乗れば物凄い集中力を発揮して創作活動をされています。
今後位の彼の生み出す作品が楽しみです。(社会福祉法人 木の芽福祉会ひらめの家:尾上一生さん)
想いの向くままに、無邪気に、無垢な心で紙や材料と対話しながら作品に命を入れていきます。
作品を触れた人に語りかけ、刺激を与え、時には挑発して、心地よさや喜び、いらだちなどを感じさせます。
彼から湧き出てくる世界を覗いてみてください!(社会福祉法人 木の芽福祉会ひらめの家:北川 章太郎さん)
<受賞・出展歴>
2010 年 ハートでアートこうべ 入賞
2011 年 ハートでアートこうべ 入賞
2013 年 ハートでアートこうべ 入賞
2013 年 第 3 回こころのアート展 入選
2014 年 ハートでアートこうべ 入賞
2017 年 こうべ障がい者芸術フェスタ HUG ⁺ 展 入賞
2018 年 こうべ障がい者芸術フェスタ HUG ⁺ 展 入賞
2018 年 兵庫県障害者芸術・文化祭「美術工芸作品公募展」 入賞
2019 年 第 9 回 こころ のアート展 入選
2019 年 日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS 入賞
2020 年 こころのアート展 2020 入選
2022 年 こうべ障がい者芸術フェスタ HUG ⁺ 展 優秀賞
2022 年 日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS 佳作
【こころのアート展】
公式サイト:
https://kokoroart2011.info/