今回は、高津社長のキャリアについて伺いました。
2019年にニチバンの八代目代表取締役社長に就任された高津さん。研究者としてそのキャリアをスタートされたのち、工場のある埼玉事業所で18年勤務されます。そして本社の経営企画室へと転勤を命ぜられ、会社の中期経営計画に携わります。
それまでは自分の事業だけを見る「部分最適」な仕事の取り組みでしたが、そこで初めて全社を見る目を育てていく経験をされたそうです。当時の上司からはメンバーに対して「皆さんはいうべき必要があれば全社に言いたいこと言って嫌われてください」と言われたのだとか。
その中期経営計画の実施に尽力したのちは、購買や営業といった部門へもアサインされ経験を積まれた高津さん、いよいよ運命の時を迎えるのですが・・・
「驚きのあまり思わず出した大声が、別の部屋にいた社員たちの耳にも届いたと聞きました」と語る高津さんのお話を、是非お聴きください。
関西大学工学部卒業後、1990年にニチバン入社。
入社以来20年間、設計・品質管理畑を歩み、マスキングテープの設計などを担当した。
2015年購買部長、18年執行役員メディカル特販営業部長、19年席執行役員社長付を経て2019年6月代表取締役社長に就任(現職)
谷口雄さん
1985年東京生まれ、善福寺公園育ち。幼少時よりクラシックピアノを磯崎淳子氏に師事。
バンド「森は生きている」のメンバーとして2013年にCDデビュー。
2015年の解散後は、関取花、優河、六角精児、草彅剛など、様々なミュージシャンのライブやレコーディングにキーボーディスト・プロデューサーとして参加している。
アメリカンポップスやルーツロックへの偏愛から、ライナーノーツやディスクレビューなどの執筆も多数。
その豊富で偏執的な知識を活かし、2016年よりトークイベント「ミッドナイト・ランブル・ショー」を神保町試聴室にて毎月開催している。
粘着テープの代名詞ともいえる「セロテープ」を生み出したニチバン。セロテープ以外にも絆創膏「ケアリーヴ」や野菜の結束テープ、最近ではワクチン接種の際の注射絆など、創業104年の確かな技術力で、人々の暮らしに大きく貢献しています。粘着テープの基本は、物体同士をしっかりとつなぎ合わせ、持続すること。音楽における「グルーヴ」のようなものでしょうか。ミュージシャン同士の結束を感じるグルーヴィーな音楽を中心に選曲しました。
The Doobie Brothers / Long Train Running(1973)
谷口雄さん:研究所での研究開発から技術者としてキャリアをスタートされ、その後も企画や営業など様々な分野でご活躍されてきた高津社長。その姿に、人気バンドのドラマーやギタリストを経験し、その後レーベルでの事務職を経て、プロデューサーとしてプラチナ・ヒットを連発したテッド・テンプルマンが重なります。テンプルマンがデビュー当初から制作を手掛け、遂にバンド初の全米トップ10入りを成し遂げたこの曲を。
■放送局、放送時間情報
ショートver.(5分番組)