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ライフストーリーワークとは??
子どもの日々の生活やさまざまな思いに光を当てて、
自分は自分であって良いということを確かめる行為です。
具体的にいうと、自身の生い立ちや家族との関係を整理し、
過去・現在・未来をつないで前向きに生きていけるよう支援する取組みをさします。
日本におけるライフストーリーワークは、「社会的養護の子どもだけに必要」というような
イメージが伴うことがあります。
なぜなら、厚生労働省の資料「社会的養護関係の施設(児童養護施設・児童自立支援施設・児童心理治療施設)の
運営指針」において、「子どもの発達段階に応じて子ども自身の出生や生い立ち、家族状況について適切に知らせること」が記されているためです。
政府が2015~16年に実施した調査によると、607の児童養護施設のうち少なくとも131カ所ではライフストーリーワークを
実践しており、普及率は20%程度であると考えられています。
しかし、この取り組みは、社会的養護の子どもだけでなく、親子関係に何らかの課題を抱えている子どもにも必要であると
考えられています。
ライフストーリーワークの取り組みは本人と支援者が1対1で行うことが多く、児相職員らが支援者になります。
頻度・期間・内容は多種多様であるものの、後から読み返せるよう「ライフストーリーブック」を作成するのが一般的です。
ここには、幼い頃の自分や家族の写真を貼り、出来事や気持ちを記します。
大切な人や今の生活を振り返り、過去と現在を整理した後で「夢・目標」「したいこと」など
未来に向けた考えを書き記すのが一般的です。
記録者によって、生みの親の情報や成長過程のエピソードの内容に差異が見られることがあります。
こうした問題に対して、子どもが家族の状況を把握し、将来を主体的に決定するために知らされるべき最低限の情報の基準を
法規則で示すことが大切だと考える意見があります。
このようなライフストーリーワークについて今回はトークしています。