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毎回、ある言葉にスポットを照らす「てらすトーク」
第158回のてらす言葉は・・・「愛着」
(日本こども支援協会 ONE LOVEの里親ガイドブックから・・・)
【愛着とは】
そもそも愛着とは、イギリスの精神科医「ボウルビィ」が提唱した概念であり、
「慣れ親しんだ物事に深く心を引かれ、離れがたく感じる」ことです。
この場合は物・場所などに対して愛着の言葉を使用しているものの、
人と人の間の心理的な絆に対しても愛着の言葉は使用されます。
心理学における愛着とは、他人や動物などに対して築く特別な情緒的な結びつき
(とりわけ幼児期までの子どもと親・保育者との間に形成される関係を中心とした情緒的な結びつき)のことです。
例えば、生まれて間もない赤ちゃんは、お母さんに抱っこしてもらったり、
ミルクを飲ませてもらったりといったことを通じて、
お母さんとの間で愛着をさらに深めていきます。
このように密接な関係を築いていくことで、
赤ちゃんは情緒豊かにのびのびと育っていくようになるのです。
愛着障害(別名:アタッチメント障害)とは、
何らかの理由が生じることで養育者との愛着が形成されず、
子どもの情緒や対人関係などに問題が生じている状態のことです。
心理学用語であり、医学・心理学でさまざまな定義・考え方があることから、
用語の使用方法については正確なコンセンサスは存在しないのが現状です。
みなさんが思われる「愛着」とは少し違った部分があると思います。
「愛着」とは?そんなトークを展開しています。