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Flip The Records~B 面でも恋をして!~ディレクターズカット版#78 大滝詠一「君は天然色 / カナリア諸島にて」

今回紹介したシングル盤は、こちら!

#78 大滝詠一「君は天然色 / カナリア諸島にて」

発売日:1981年3月21日

<君は天然色>
「A LONG VACATION」(通称ロンバケ、81年)が世に出るまで、
大滝詠一は知る人ぞ知る存在だった。
セールス不振でナイアガラレーベルが存続の危機に立たされた大滝は、
「売れるアルバムを作ろう」と、はっぴいえんど以来の盟友で
ヒットメーカーとなった松本隆に作詞を依頼した。
松本は快諾したが、直後、心臓に持病を抱えていた妹が入院。
降板を申し出た松本に大滝は言った。
「気長に待つよ。今度のアルバムは松本の詞じゃなきゃ意味が無いんだ」。
だが妹は急逝。松本はショックで詞が書けなくなった。
街の風景も白黒に見えたという。
それでも大滝は友を信じ、発売を延期して復帰を待った。
立ち直った松本が、亡き妹への思いを綴ったフレーズが
「想い出はモノクローム 色を点けてくれ」である。
大滝がほかの作詞家に頼んでいたら、ロンバケも、
冒頭を飾る本曲も生まれなかった。
深い友情が、この曲に特別な“色”を付けている。(チャッピー加藤)

AuDeeのディレクターズカット版では、
「君は天然色」の重厚なサウンドがどのように作られたのか
チャッピーさんが詳しく解説します!

それでは今回もお楽しみください!