カミラ・ワリエワ選手の現地における反応は、意外にも「とても温かい雰囲気だった」

せわしい朝の始まりを快活にハッピーに過ごせるように、絶幸朝(ぜっこうちょう)! をモットーにしたInterFMの情報エンターテインメント番組「OH! HAPPY MORNING」。2月16日(水)の放送は、JFNオリンピックリポーターのニーハオ関田が、北京オリンピックの現場からスピードスケート女子団体パシュート、フィギュアスケート女子ショートプログラムの様子を報告しました。


※写真はイメージです



◆転倒が起こった際の会場の反応は…

日本対カナダの決勝が行われた、スピードスケートの女子団体パシュート。高木美帆選手と姉の菜那選手、佐藤綾乃選手の3人が出場し、前半ではカナダをリードする活躍を見せましたが、最終コーナーで菜那選手が転倒。日本は銀メダルを獲得しました。

「決勝は予選とは違ってスピードもグンと上がり、緊張感が走りました」と、決勝戦の印象を語った関田。取材席からはよく見えない位置で、菜那選手の転倒が起こったため、その瞬間は「誰かが転倒しているらしい」ぐらいしかわからなかったといい、「隣の記者がカナダ人だったんですけれど、2人で『オーマイガー!』と。『何が起こったの!?』と話していました」と振り返ります。

何が起こったのか理解できないままでいると、その次の瞬間にはカナダの優勝を祝う大歓声が会場で沸き起こっていたそう。「ふと見ると座って号泣している選手がいて、『あれは誰だったんだろう?』との情報が会場内で錯綜していましたね」と、優勝に沸くカナダ人選手たちと会場の中で、菜那選手への注目も集まっていたと報告しました。

◆女子フィギュアの注目度の高さを実感

フィギュアスケート女子ショートプログラムの会場は、「とても華やかな雰囲気で、他の会場では見かけないほどの報道陣の多さが印象的だった」と話す関田。「やはりフィギュアは、世界中のどこでも人気が高いことを実感しました」と、その注目度の高さに改めて驚かされたそう。

そして、ROC(ロシア・オリンピック委員会)のカミラ・ワリエワ選手がドーピング違反で注目を集めている件について、現地での反応は意外にも「とても温かい雰囲気だった」と言います。メディア陣も含めて「真相がよくわからないので、出場するからには『応援をしてあげよう』というのが会場の雰囲気によく表れていました」と振り返ります

日本勢の活躍としては、女子フリーで坂本花織選手が銅メダルを獲得したことが話題になりました。ほとんどミスのない演技を披露した坂本選手ですが、「終わった後に笑顔が見られなかった」と、演技直後の坂本選手の意外な様子を報告。

「そうしたら、中野(園子)コーチのところに行って泣かれていて。その後、記者会見の内容を確認したら『中野先生を見たら、今までの緊張とかすべてが涙に変わって思わずあふれてしまった』と話していたんですね」。本番に向かうアスリートの集中力の高さを間近に痛感した瞬間でもありました