シンガーソングライターで俳優の福山雅治がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「福のラジオ」。4月1日(土)の放送は、年度のはじめということで「私のデビュー日」にちなんで募集した、リスナーさんからのメッセージを紹介しました。

福山雅治
静岡県富士市にお住まいの、にこさんは自費出版で漫画の書籍を出版したことが忘れられないと言います。一般の書店ではなく、インディーズの作家さんが集まるコミックマーケット、いわゆる「コミケ」のイベントに参加したときのこと。
「自分の本を試し読みし、はじめて購入してくださった方のことは今でも忘れられません。きっと、すごくつたない絵だったと思うのですが、自分の作品を、お金を出して手に入れたいと思ってもらえたことは、大きな心の支えになりました」
「福山さんは漫画を描きたいと思ったことはありませんか?」という質問に、やはり「ありましたよ」と漫画好きな福山さん。
しかしながら、「一生懸命『あしたのジョー』の矢吹丈を描いたりしましたけど、まったく矢吹丈にならない(笑)。見ながら描いているのにうまく描けないということは、よっぽど才能がないんだろうなと。これは無理だと。なので、この道は全くないと簡単に諦められました(笑)」
そして、東京都武蔵野市にお住まいのハーフスペースさん(29歳・会社員)さんは、高校のサッカー部での思い出をメールしてくれました。
「僕が思い出すデビューの思い出は、高校のサッカー公式戦です。高校1年生のとき、ありがたいことにメンバーに入れてもらっていた僕は、都大会出場がかかる大事な市の大会で途中出場しました。ところが……緊張しすぎていた僕は体がほぐれておらず、開始わずか3分で肉離れ。早々に交代することになりました」
無事、試合には勝てたそうですが、勝ち進むチームをよそにハーフスペースさんは、このときの肉離れが原因でメンバーには入れなかったそうです。
福山さんは自身が小学生の頃にやっていたソフトボールの思い出を語ってくれました。
「ピッチャーをやっていたんですけど、打たれるし、コントロールも良くなかったし、何回も負けては泣いていましたね。そこで心が折れて、もうスポーツを続けたくないって思っちゃったんですよね……。しかもチームスポーツの場合だと、自分のせいでチームが負けたって思ってしまうから余計に嫌になってしまったんです」
漫画、スポーツの道を早々に諦め、音楽の道により邁進していく福山さん。しかし……。
「中学でブラスバンド部に入ったんですけど、音楽なら個人で楽しめると思って。でもブラスバンドも結局はチームなんですよね。そう考えると10代の頃にやっていたコピーバンドも小規模だけどチームで。バンドは楽しかったし、もちろん続けたかったんですけど、結局ソロでデビューっていうことになったんですよね。もしこれが野球が好きでプロ野球を目指していたら、何者にもなれていなかったと思いますよ。本当にエンターテインメントの世界で良かったです。それもこれもファンの皆さまのおかげです。ありがとうございます!」
福山さんにとって、シンガーソングライターというあり方そのものが自分が辿り着いた道だったということなのかもしれません。シンガーソングライター・福山雅治は生まれるべくして生まれたんですね。
ついに発表になった、この夏に“都内某所、アリーナクラスのでっかいライブハウス”でおこなわれるLIVE 3DAYSの詳細発表まであと少し。皆さん、震えて待ちましょう!
<番組概要>
番組名:福山雅治 福のラジオ
放送日時:毎週土曜14:00~14:55
パーソナリティ:福山雅治
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/fukunoradio/