今朝のゲスト、フルート奏者の遠藤優衣さんです。
遠藤優衣さんは、奇跡のピアノを復活させた、いわき市在住のピアノ調律師、
遠藤洋さんの娘さん。
今年の3月11日には「いわき震災伝承みらい館」でのコンサートで
ゲストにお迎えし2曲演奏しました。
小さい頃から周りにはピアノがある環境で育ち、ピアノはよく弾いていたそう。
お兄さん2人もピアノの調律師という、ピアノ一家で、4歳でピアノをはじめ、
自然とピアノを弾くようになり、そこから音楽が好きに。
中学・高校では吹奏楽部でフルートを担当。
遠藤優衣さんは、中学2年の時に東日本大震災に遭ったそうです。
高校は仮設校舎で、部活動の練習時間が限られている環境でしたが、
吹奏楽コンクール3年連続全国大会出場。
2011年のクリスマスイブには修復作業が完了した奇跡のピアノを試弾。
奇跡のピアノの音色が「復興を諦めない」「一緒に前を向いて歩きだそう」と背中を押してくれる
メッセージにも聞こえてきたそうです。
遠藤優衣さんは、12年前の震災の際に
「なにも出来なかった」という思いを持っていたそうです。
そんな思いの中、12年で変わらなかったのは、音楽で福島を復興したいという気持ち。
楽器だと言葉にして伝えることができなくても、音に想いを込められるという強い気持ちがありました。
様々な想いを持った遠藤優衣さんが、
今年の2月11日に福島で開催された復興コンサートに出演しました。
主催は、お父さんの遠藤洋さんが会長を務める
音楽の力による復興プロジェクト実行委員会でした。
そして、今年の3月11日には「いわき震災伝承みらい館」でのコンサートで共演。
ゲストにお迎えして2曲を演奏しました。
この時、私が「奇跡のピアノ」を弾かせてもらいました。
遠藤優衣さんの想いを感じながら、共に演奏できたことを誇りに感じます。
遠藤優衣さんの今後の詳しい情報などは本人のTwitterをご確認ください。
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