桑田佳祐がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのレギュラーラジオ番組「桑田佳祐のやさしい夜遊び」(毎週土曜 23:00~23:55)。9月2日(土)の放送では、今年デビュー45周年を迎えたサザンオールスターズの3ヵ月連続新曲配信リリースの第3弾となる楽曲「Relay~杜の詩」をラジオ初オンエアしました。
桑田佳祐
6月25日(日)に節目となるデビュー45周年を迎え、これまで3ヵ月連続新曲配信リリースとして、第1弾「盆ギリ恋歌(読み:ぼんぎりこいうた)」を7月17日(月・祝)にリリース、さらには8月2日(水)にリリースした第2弾「歌えニッポンの空」のミュージックビデオが8月31日(木)に公開となり、周年イヤーに精力的な活動を繰り広げているサザンオールスターズ。
なお、45周年のアニバーサリーイヤーを迎えたサザンは、10年ぶり3度目となる桑田の故郷・茅ヶ崎でのライブ、サザンオールスターズ「茅ヶ崎ライブ2023」を、9月27日(水)、28日(木)、30日(土)、10月1日(日)の4日間にわたり、茅ヶ崎公園野球場にて開催します。
そのなかから、9月30日(土)、10月1日(日)の2公演を、全国47都道府県の260館を超える映画館でライブ・ビューイングを実施することも決定しています。
この日の放送では、サザンオールスターズ「茅ヶ崎ライブ2023」に向けて準備が本格的にスタートしたことを報告し、「(出演者で集まって)曲順を決めたり、コーラスを確認したり、前向きにやっておりますのでよろしくお願いします!」と意気込みを語った桑田。
さらに番組後半、新曲「Relay~杜の詩」の初オンエアに先立ち、桑田自ら歌詞を朗読。そして楽曲をオンエアした後、桑田はタイトルの“Relay”について「この言葉の成り立ちを調べると、“Re”は『後ろに』という意味で、“lay”は『残す』というラテン語らしくて、陸上でもリレー競技がありますけど、転じて今は『つなぐ』とか『引き継ぐ』などの意味で使われています」と説明。
続けて「いわゆる神宮外苑再開発という問題がありまして、私もボヤっとしていてよく知らなかったんですけど、3月にお亡くなりになった坂本龍一さんが提示していたことがいっぱいあって。この問題もそのひとつで、それを受け止めて作った曲と言っていいと思う」と胸中を明かします。
また、神宮外苑地区といえば、サザンが長年にわたり楽曲を制作してきた、音を奏でてきたビクタースタジオがあることから「この界隈には大変思い入れがございまして。言い換えれば、“ふるさと”のような場所」と例えたうえで「この問題についての報道をいろいろと観て、私なりに調べてみて、(このように言い争いが起きてしまっている今の状況が)何だか非常にもったいない気がするなと思って、この歌詞にしました。思いはこの楽曲のなかに詰め込んだつもりです」と桑田。
さらには、「こういう時代だから(それぞれの立場で)いろいろとあるわけですけど、自分のなかの違和感みたいなものを明確にしないと、やっぱり自分に返ってくるというか。“人生はブーメランだ”と最近思うようになりました」と言及。
番組のエンディングでは、「今夜は『Relay~杜の詩』を初オンエアさせていただきました。(神宮外苑地区は)我々が音楽を作ってきたビクタースタジオの周辺、身近な場所で、自分にとっても本当に大切な“ふるさと”だと思って作った曲です」と改めて楽曲に込めた思いを語りました。
次回9月9日(土)の放送もお楽しみに!
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9月2日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2023年9月10日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:桑田佳祐のやさしい夜遊び
放送日時:毎週土曜 23:00~23:55
パーソナリティ:桑田佳祐