LEGENDS 岩崎宏美~シアワセノカケラ~

2023年10月

今回のLEGENDS 岩崎宏美~シアワセノカケラ~、ゲストは、シャンソン歌手の瀬間千恵さんです。

 

瀬間千恵さんと宏美さんがお会いするのは数年ぶり。久しぶりの再会に大喜びのお二人でした。

現役で活躍する女性歌手としては、最高齢。いまだ第一線で活躍されています。

 

「4オクターブの歌声」「天使型悪女」などと絶賛されていた瀬間千恵さんですが、学生当時を思い出すと歌よりも発声練習ばかりで、先生をみるたびに“高い声を出さなくては”と緊張する思い出ばかりが思い出されるとか。

そして、そんな学生時代桐朋学園大学の同級生は指揮者の小澤征爾さん。

宏美さんはその情報を聞くと、やはり瀬間千恵さんは年上の方なんだなと実感するそうですが、実際にお会いしてお話しているとそんなことは一切感じないとか。

小澤征爾さんにも、同窓会で「お前は化け物だ」と言われてしまったこともあるとか。

瀬間千恵さんは「ひどいでしょう?」と笑ってそのエピソードを披露。思わず魔法を感じてしまうような不思議な魅力が瀬間千恵さんにはあります。

 

瀬間千恵さんといえばやはり『銀巴里』。

銀巴里にて25年間トリを務められました。

宏美さんは一度だけうかがったことがあるのですが、瀬間千恵さんの中での銀巴里の印象としては、お客さんがプロの方ばかりで、舞台関係の方々からステージを見て舞台にお誘いいただくことが多かったとか。

 

 

 

そんな瀬間千恵さんは7月に、24年ぶりにCDをリリースされました。

今も聴いてくださる方たちにきちんとけじめをつけていかないと、と長年付き合った歌たちをメッセージとして残していきたいと思いCDリリースを決意したそうです。

これまで歌ってきた歌たちを、今の瀬間千恵さんの歌声でもう一度伝える、ニューアルバム『夢のあとに』。

その時でしか表現できないことがシャンソンにはあるそうです。

 

『夢のあとに』のジャケットは、「銀巴里」で共演されていた高野圭吾さんが趣味で描かれた絵をジャケットに採用しているとか。

このオリジナルの絵は今でも瀬間千恵さんがお持ちで、描いていただいた時から、写真よりも私らしいと感じるそうです。

瀬間千恵さんと一緒に描かれている大きな犬にも注目です。

この大きな愛犬は、一度リサイタルにも一緒に出演したこともあるとか。

会場ともたくさん話し合って、リサイタルの最後の最後に今だ!とドアを開けて呼び込むと、ちょうどパラパラと小雨が降り、愛犬のボルゾイは照明にも驚くことなくステージの上をしゃなりしゃなりと一周したそうです。

それを見ていたお客さんは、もう全員夢見心地。瀬間千恵さんは「この世にあり得ぬものを見せたかった」と今でも強く印象に残っているそうです。


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〈 瀬間千恵さんからのお知らせ 〉

 

 *ニューアルバム『夢のあとで』発売中