Vol.452 株式会社ライトパブリシティ 代表取締役社長 杉山恒太郎さん・第3週目

     

今週も、株式会社ライトパブリシティ 代表取締役社長 杉山恒太郎(すぎやま・こうたろう)さんをお迎えしています。
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今回は、ライトパブリシティの強みについて伺いました。

 

まず杉山さんは、ライトパブリシティの持つ圧倒的な歴史をあげます。ほとんどの案件に広告代理店を介さず、直接クライアントと対面しながら、丁寧に紡いできたその実績は、お金で買うことができない貴重なアセットとして息づいていると言います。

 

日本のクリエイティブデザインを牽引し、ライトパブリシティの第2創業期を作ったとも言える秋山晶氏・細谷巌氏が体現してきた、ミース・ファン・デルローエが遺したと言われる Less is moreの精神も同社の強みとして発揮されています。

 

杉山さんがデザインすることにおいて重視していることは「目的があってデザインをしている」ということだそうです。手段であるべきデザインが目的を忘れてしまうことが無いように、いつも若いデザイナーに伝えていると言います。

 

「広告やデザインの世界はより新しいものが是とされがちだけれど、その時流に変に乗っかってしまうと間違えてしまうと考えているんです。」と語る杉山さんのお話を、是非お聴きください。

今週のゲスト

杉山恒太郎(すぎやま・こうたろう)さん

1948年東京生まれ。立教大学卒業後、電通入社、クリエーティブ局配属。90年代にカンヌ国際広告祭国際審査員を3度務めたほか、
英国「キャンペーン誌」で特集されるなど、海外でも知られたクリエイター。99年デジタル領域のリーダーとしてインターネット・
ビジネスの確立に寄与。トラディショナル広告とインタラクティブ広告の両方を熟知した稀有なキャリアを持つ。
電通取締役常務執行役員等を経て、2012年ライトパブリシティへ移籍、15年代表取締役社長就任。
主な作品に小学館「ピッカピカの一年生」、サントリーローヤル「ランボー」、AC公共広告機構「WATER MAN」など。国内外受賞
多数。18ACC7回クリエイターズ殿堂入り、22年全広連「日本宣伝賞・山名賞」を受賞。

■A Gene of Music
このコーナーでは、音楽に精通した方にゲストのお話からイメージする4つの楽曲をセレクトしていただき、4週にわたって番組内で放送しています。

今週の選曲者

GOOD BYE APRIL さん

2011年東京で結成。倉品翔(Vo & Gt & Key.)、吉田卓史(Gt.)、延本文音(Ba..)、つのけん(Dr.)による、『流行りのシティポップ』の遥か先を行く本物の “AOR” バンド、GOOD BYE APRIL。ニューミュージックを血肉に洋邦の 80’s サウンドをクロスオーヴァーした楽曲と、切なさと爽やかさを併せ持つ歌声と溢れでる郷愁性が魅力のネオ・ニューミュージックバンド。20234月にシティ・ポップ界の大巨匠 林哲司 氏によるプロデュースの「BRAND NEW MEMORY」でメジャーデビュー。

Official HP: GOOD BYE APRIL OFFICIAL SITE

twitter: @GOOD_BYE_APRIL

YouTube: https://www.youtube.com/@gbaofficialch

今回のゲスト企業から連想するテーマ

「継承と再構築」

ライトパブリシティの企業理念の言葉の中にもある「再構築」という言葉。デザインによって、物事の価値が変わったり、新しく生まれたり。音楽においても、同じ曲でもアレンジやサウンドデザインによって全く違う曲に聴こえたり、新たな楽曲の魅力が生まれたりするのと通ずるなと思います。その中には、遠い昔に生まれたアイデアやエッセンスが散りばめられていて、それらを継承しながら新しい時代に合った価値観やセンスが生まれる。デザインも音楽も、文化はそうやって重厚なレイヤーを持って進化していくのだと思います。ただの焼き増しでもなく、バックボーンのない思いつきでもなく、継承と再構築による文化の重厚さを実感しながら、選曲をさせていただきました

 

GOOD BYE APRIL さんが選ぶ今週の1曲

Leave The Door Open / Silk Sonic2021

GOOD BYE APRIL 倉品翔:

杉山さんが大切にされている「歴史に学ぶ」ということは、音楽においても同じくとても重要なことだと思います。ライトパブリシティが創業70年を迎えた2021年にリリースされたSilk Sonicのこの曲も、温故知新のアイデアやサウンドに溢れています。近年はシティ・ポップと呼ばれる80年代の日本の音楽も海を越えリバイバルしていますが、同じ曲でも当時の時代背景の中で鳴るのと今聴くのとではきっと意味合いや価値も変わってくると思います。現在から過去を見つめることで価値が再定義されたり新たに芽生えたり、そうして生まれる新しい音を自分たちも探していきたいと思いました。

■放送局、放送時間情報

ショートver.(5分番組)
FM青森 毎週土曜 19:55 / FM秋田 毎週土曜 19:55 / FM 山形 毎週土曜 28:55 / FM福井 毎週土曜 19:55 / FM三重 毎週土曜 17:55 / e-radio(FM滋賀) 毎週土曜19:55 / FM山陰 毎週土曜 19:55 / FM山口 毎週土曜 19:55 / FM岡山 毎週土曜 19:55 / 
FM香川 毎週土曜 26:55 / FM徳島 毎週土曜 19:55 / FM大分 毎週日曜 9:55 / FM宮崎 毎週日曜 15:55 / FM Okinawa 毎週土曜 19:55 

ロングver.(15分番組)
FM岩手 毎週金曜 8:45 / FM仙台 毎週日曜 9:15 / InterFM 毎週火曜 18:40 / FM佐賀 毎週土曜日 19:30・[再放送]日曜 9:00 /
FMK(FM熊本) 毎週日曜 9:30 / FM長崎 毎週日曜 9:30

*1 放送局及び放送日時が変更となる場合があります。特別番組、天災などの臨時対応により、予告なく放送休止となる場合がありますのでご了承下さい。詳しくはお聴きいただいているFM放送局のタイムテーブルにてご確認ください。

*2 ラジオ端末をお持ちでない方は「JFN 公式アプリAuDee」、「radiko」、およびPodcastで聴取可能です。

*3 放送エリア以外の方はスマートフォンアプリの有料サービス「radiko(プレミアム会員)」を使ってネット局で聴取可能です。

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